らう×すの (ページ1)

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ツナとシャチ。SkRu ページ1

Sk side

『この子がツナちゃんでこっちの子がシャチちゃん？』

「そうそう、あってるあってる！」

『初めまして、ラウールって言います。匂ってください』

「にゃは！ラウ固すぎ笑」

『だってぇ、ふたりに嫌われたら俺佐久間くん家来れなくなっちゃうよ〜』

「大丈夫だってば、俺が好きな人ツナもシャチも嫌うわけねぇから！」

保護猫を家族に迎えて約1ヶ月。お家にも俺にも慣れたし、2匹が家に慣れるまでは俺の家に来てなかったラウが今日ふたりに初めて会いに。

猫との接し方も勉強してきてくれたみたいで手をグーにしてふたりの前に差し出して匂いを嗅がせてくれてる。

ラウが持ってきた紙袋からは猫じゃらしが覗いてて。

「何かいっぱい買ってきてくれたの？」

『ん？あぁ何が良いのか全然分かんなかったんだけど気に入ってくれるのあるかな、、』

そう言って紙袋からは沢山のおもちゃにおやつ。

おやつには全て無添加ってかかれてて猫の体にも気をつかってくれててラウらしいなぁと頬が緩む。

「これ絶対ふたりとも好きだよ！ほれ！」

キラキラと光る羽のついた猫じゃらしを1つ出して揺らすとすぐに2匹が駆け寄ってくる。

『うわ！すごい！これ好き？よかったぁ』

「ほら、ラウにありがとーって。ラウ、はい！遊んでやって？」

『え？俺上手に遊んであげれないから佐久間くんのが絶対楽しませれるよ』

「そんな事ねーって。適当に振ってやったらいいから。ほら、ツナもシャチも待ってるよ？」

ラウに渡した猫じゃらしを見つめる2匹の視線にやられて最初はオドオドしながら猫じゃらしを動かしてたラウだけどすぐにどうすると2匹が喜ぶのか分かったみたいで。

『ツナ！シャチ！ほら、ここ！ジャーンプ！』

『きゃは！佐久間くん大変！もう羽1枚取られちゃった！』

いつの間にやらすーっかり仲良くなってるラウとツナとシャチ。

ひたすら遊んだ後はラウが買ってきてくれたおやつをもらい撫でてーとラウに体をスリスリ。

「めちゃくちゃ仲良くなってんじゃん。な？大丈夫って言ったろ？」

『ふたりとも本当に可愛い！良かったよー、俺でかいからか動物にあんまり好かれないから本当に安心した！』

佐久間くんを大好きな者同士心が通じたんだろうな、なんて真剣な顔して呟くんだからめっちゃ笑っちゃったよね。