愛し愛され。2【Fischer's】

構って　peketan ページ8

A side



あー。眠い。


私は現在パソコンとにらめっこ。


来週の仕事で使う資料を作っているのだ。


ぺけが家に来てくれたけど、ずっと放置してる。


ぺけには申し訳ないけど早めにやっておきたいからね。


「…ねぇねぇ。A。」


ぺけに話しかけられた。


「んー？」


私はパソコンから目を離さないまま返事をした。


「Aがさ、忙しいのはわかるんだよ？だけどね？ちょっと寂しいからあとで構ってほしいなぁーって…」


ぺけの方を見ると恥ずかしいからか顔を下に向け、耳をほんのり赤らめながら言っているぺけが見えた。


そんな顔されたら仕事なんてやってられない。


また、明日やるか。


「ふふっ。ごめんね？仕事はまた明日やる。ぺけ、喋ろ！」


そういうとぺけは目をキラキラさせながらこっちにかけよってそのまま私の体に飛び込んだ。


「A〜！」


「はいはい。構ってあげるから。」


思わず、微笑む。


きっとこれからもぺけの構ってに振り回されるんだろうな。

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