護るべきものがそこにある

よんじゅうわ ページ46

前世。昔の貴方side



母さん、父さん、兄さん


どうして私を置いてったの？


貴｢母さん…なんで、なんで？僕…じゃない私、私、女の子らしくしたのに、？｣



【Aが女の子らしくない事にイラついた親は彼女を女の子らしくしようと必死でした。

彼女は親の前では私、と言っていたのに彼女は捨てられました。彼女は山の中に捨てられたのです

まだ、10になるばかりの女の子には厳しすぎました。彼女はその時




笑っていました】



【ここからでした。彼女の心が崩れたのは


最終的にはそのヒビだらけの心を消したのはしのぶたちでした。その時の彼女にはそれが1番良かったのでしょう。


そう、彼女はその薬を2回打たれていたのです

1回目 前世 捨てられたあと

2回目 前世で捨てられたことを思い出したとき



彼女の心が再び壊れることを心配したしのぶたちは彼女の心を無くしました。

本当の副作用は記憶が消えること、そう、心が消えることが副作用ではなく、

反対の意味でした。


つまりまた思い出してしまうのを防ぐため、しのぶたちはまた対策を考えています。


このことは柱全員、＋カナヲが知っていました】






しのぶside


…そうでした。


私たちはただ、Aを救いたかっただけ



あの子が鬼殺隊に入る前に姉さんはﾀﾋんでしまった





カナヲと一緒に選別を受けた


彼女と選別にカナヲは無許可で行ってしまった






でもそれはAをまもるためなんです。

姉さんもカナヲも納得してる


私は間違ってませんよね……？


炭治郎くんに｢今も怒ってますか？お姉さんがいるのに｣と言われた


えぇ。私はいつも、怒っていますよ。

分かりきっています


心のどこかでAはそれじゃ救われない、と怒ってるんですよ。





・







・









記憶が戻ったらまた心が壊れるのは目に見えてる





どうか戻らないで……

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