What is right ?

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扉が開く音が聞こえ 、一同は振り返る 。





そこには県警のひとりに支えられたAが立っていた 。


武蔵は本庄と白河の罪を明らかにする為

外に出ており 、真っ先に和泉がAの傍に駆け寄った 。














和泉 「 Aちゃん⋯⋯よく頑張ったわね 」




「 っ 、はい 、 」




和泉 「 武蔵 、Aちゃんよ 」




武蔵 「 A？ 」














和泉から無線機を受けとったAは

武蔵の声に安心し 、流れそうになる涙をぐっと我慢した 。














「 おとうさん⋯⋯ 」




武蔵 「 よかった⋯⋯怪我してないか？ 」




「 うん 、私なら平気だよ 」




武蔵 「 そっか 。お父さんすぐ帰るから待っててくれ 」














父とのやり取りを終え 、無線機を和泉に返す

その手はまだ微かに震えていた 。



Aの様子に気づいた和泉は


そっとAの両手を優しく包み 、目線を合わせた 。














和泉 「 もう大丈夫 、ここは安全だから 」




「 ⋯⋯はい 、 」




和泉 「 お父さんが戻るまで向こうの部屋で待っててくれる？ 」




「 わかりました 」














隊員に連れられていくAの背中は

いつも以上に小さく 、まだ何かに怯えているようだった 。




一年前と同じくトラウマに残るような経験をしたAの後ろ姿 。

和泉たちはその背中が見えなくなるまで見届けた 。









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