検索窓
今日:12 hit、昨日:35 hit、合計:121,255 hit

04ツン ページ5

.



プルルルル


「ん、電話や」


なかなか起きないAを起こすのに時間がかかってすっかり冷めきったコーヒーをすすりながら電話に出る



「もしもs『もしもしー?健二郎さーん?』いや、お前オレに電話かけてるんやろ?笑 」




『あ、そうでしたー笑』




なんてバカな事を言っているのは
三代目の爽やか系・岩田剛典。
通称:岩ちゃん またの名を仔犬。




「で?どないしたん。」




岩「あー、あのAに伝えといて欲しいんすけど大学のサークル仲間で同窓会やるんで強制参加って事を伝えといてくださーい」




おい、ちょっと待てや。
なんでオレにわざわざ言うねん




「自分で言えや」




なんて言うと だって健二郎さん、知らなかったら嫉妬するでしょ笑 なんて言う。
それも一理ある。




岩「A、ミス・慶應なんで同窓会で再会しちゃったらどうなるんでしょうね〜、告白?なんてされちゃったり?笑」





「おまっ、からかっとるんか?!怒」





おー、怖ぇ〜笑 じゃ、伝えといて下さいね。
それと、一応忠告。しましたから〜
なんて言われ切れる電話





絶対アイツこの状況楽しんどるな怒





でもどないしよ…





≪同窓会≫
波乱が起きそうな予感がした。






『けんちー…仕事行っとくる〜』




「あ、おい!サングラスと帽子、忘れとる!一緒に行くからちょい待っとけ」



『過保護すぎ〜』なんてケラケラ笑ってるコイツを無視し、急いでマネに電話をかける



「もしもし?Aも乗るから早よ来て!」



『ごめん汗 隆二がちょっと遅れてて」



あのヤロ怒




「後何分…」



『隆二ー、後何分ー?』



‘‘後ねー髪の毛セットと朝飯〜”なんて呑気な声が僅かに聞こえる



「それは車でやれ、アホ言うて、車に詰め込め」




ブチッ



「A〜、アホが少し遅れてるって。時間大丈夫?」



『んー、平気〜。どうせイチくん辺りでしょ笑』




当たり笑
イチくん。
Aだけが呼ぶ隆二の特別なあだ名。




特別なあだ名はオレだけであって欲しいけど
それはきっと我が儘だから
言わないでおく。





「つか、隆二遅すぎ。 」








.

05ツン→←03ツン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
429人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マリ | 作成日時:2016年6月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。