04ツン ページ5
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プルルルル
「ん、電話や」
なかなか起きないAを起こすのに時間がかかってすっかり冷めきったコーヒーをすすりながら電話に出る
「もしもs『もしもしー?健二郎さーん?』いや、お前オレに電話かけてるんやろ?笑 」
『あ、そうでしたー笑』
なんてバカな事を言っているのは
三代目の爽やか系・岩田剛典。
通称:岩ちゃん またの名を仔犬。
「で?どないしたん。」
岩「あー、あのAに伝えといて欲しいんすけど大学のサークル仲間で同窓会やるんで強制参加って事を伝えといてくださーい」
おい、ちょっと待てや。
なんでオレにわざわざ言うねん
「自分で言えや」
なんて言うと だって健二郎さん、知らなかったら嫉妬するでしょ笑 なんて言う。
それも一理ある。
岩「A、ミス・慶應なんで同窓会で再会しちゃったらどうなるんでしょうね〜、告白?なんてされちゃったり?笑」
「おまっ、からかっとるんか?!怒」
おー、怖ぇ〜笑 じゃ、伝えといて下さいね。
それと、一応忠告。しましたから〜
なんて言われ切れる電話
絶対アイツこの状況楽しんどるな怒
でもどないしよ…
≪同窓会≫
波乱が起きそうな予感がした。
『けんちー…仕事行っとくる〜』
「あ、おい!サングラスと帽子、忘れとる!一緒に行くからちょい待っとけ」
『過保護すぎ〜』なんてケラケラ笑ってるコイツを無視し、急いでマネに電話をかける
「もしもし?Aも乗るから早よ来て!」
『ごめん汗 隆二がちょっと遅れてて」
あのヤロ怒
「後何分…」
『隆二ー、後何分ー?』
‘‘後ねー髪の毛セットと朝飯〜”なんて呑気な声が僅かに聞こえる
「それは車でやれ、アホ言うて、車に詰め込め」
ブチッ
「A〜、アホが少し遅れてるって。時間大丈夫?」
『んー、平気〜。どうせイチくん辺りでしょ笑』
当たり笑
イチくん。
Aだけが呼ぶ隆二の特別なあだ名。
特別なあだ名はオレだけであって欲しいけど
それはきっと我が儘だから
言わないでおく。
「つか、隆二遅すぎ。 」
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作者名:マリ | 作成日時:2016年6月12日 14時