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39ツン ページ40

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やっと目的地に着き




「着いたで」と声をかけて横を見ると




『…スースー』




規則的な寝音が聞こえる




「気持ちよさそうに寝るなぁ笑」




最近寝れてないのか、顔にはクマが…





オレのせいかな?





髪をかきわけ頬を撫でる




「大きくなったな…」




出逢った頃はまだこんなちっちゃかったんに




なんか今のすげー、おっさんぽい?笑




もう20年か…はやいな。




今まで 20年間幼馴染として傍におれたけど、
これからはどうなんやろ…



20年後、横にいるのは別の男?



…想像したくもないわ(自虐)




キミは誰を見てるん?



キミの描く未来にはまだ、オレがおる?




『んん……』



ホンマ、気持ちよさそうに寝るから起こすのもったいないな笑



ずっとこのまま見ていたい…



起こすの、罪悪感感じるわ笑



「起きぃ、着いたで?」



と耳元で囁いても反応なし。笑



「起きなはれ。」ユサユサ



『んん…ふわぁ〜…ごめん、寝てた』



「最近寝れてないん?」



『え?』



「目にでっかいクマ飼ってんで?笑」



『うわっ// ホンマ?//」



「クックッ笑 ほら着いたから出るで?」



『おん』



ガチャッ



『わぁ、……海やん。』



着いたのは海。
海には大事な思い出があるからな…
ま、それはまた今度話すわ



「冬の海ってなんかええよな…」



『ロマンチックやな…けんちーにしたらやるやん笑』



バカにしよって笑



‘‘ けんちー ’’ 久しぶりに呼ばれて不覚にも頬が熱くなる



『ちょっと足だけ入ってくる〜♪』



「転んで、風邪ひかんようにな笑」



とからかえば、



『もう…子供じゃないんだから転びませーん』



と拗ねる



ホンマかわええな笑



「どーだか笑 ほれっ」



拗ねるAに水をかける



『冷たぁ〜…けんちーのアホ!』



と大量の水をかけてくる



「おまっ、かけすぎや汗」



『あ、おじいちゃんには手加減しないとね♪』



まだおじいちゃんじゃないわ!!!



失礼やな〜…



子供のように水を掛け合いながら



もう何分たっただろうか



「ゼ-ハ-ゼ-ハ-…もう…タンマ。」



『もう笑 それでもEXILE?笑』



と少しバカにされながら海をあがり、砂浜に座る








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作者名:マリ | 作成日時:2016年6月12日 14時

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