山下健二郎、ツンデレはじめました。 (ページ3)

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ｼﾞﾘｼﾞﾘｼﾞﾘ

「んっ…」

定時刻に設定してあるアラームを止め
締めきっていたカーテンを開けて

「眩しっ」

容赦なく射し込む日光に目を眩ませながら
オレはケトルでお湯を沸かしマグカップにTETSUYAさんにブレンドして貰ったコーヒーの粉末を入れ沸かしたお湯を注ぐ

食パンにバターを塗りトースターに入れ簡単な朝食を作ってからTシャツに着替えスキニーパンツに足を通し、髪をセットする

「よし、今日も完璧やん」

朝食の支度をして身支度を済ませた後、
向かう場所は一階下の幼なじみの部屋合鍵で部屋に入り寝室に向かう

「なんちゅー、格好で寝とんねん笑」

寝相の悪い彼女には布団は掛かっておらず、枕も蹴飛ばされ布団は無残にも下に落ちている

風邪引くっていつも言うとるんやけどな笑

「ほれ、起きろや」

『………』

「起きないとこうすんで？」

なかなか起きないので最終手段として鼻を摘む

『ﾌｶﾞｯ』

フガッって…女子とは思えん笑

『ん、けんちー？』

‘‘けんちー”
健ちゃんを略してけんちー。
KENCHIさんみたいなんだけどな笑
でもみんなと同じ呼び方じゃやだなんて言うからコイツだけが呼ぶオレの特別なあだ名。

「おん、けんちーやで」なんて言ってみる

「朝飯出来たから行くぞ、着替えは適当に選ぶかんな」

…反応なし。

ま、いつも通りクローゼットを開け服を選ぶ
白シャツにスキニー、赤チェックのシャツにイニシャル入りのネックレス完全なるオレとのおそろ

「準備出来たから行くぞ」

『…ん』と手を広げる

「…ったく笑ほれ」おんぶをしてオレの部屋に向かうなんて手のかかる幼なじみだ笑

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