【番外編】1 ページ19
ちょっと最近忙しいので今週は番外編です。
お題は、『正直、昌平君はAの事をどう思っているのか』と『Aにとって昌平君とは』です。
それではどーぞ行ってらっしゃい！！
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
noside
介億「主はAのことをどう思われますか。ご正直に。」
その言葉に昌平君は目を少し見開く
昌平君「...らしくない。誰から促されたのかおおよその見当がつく。蒙毅や河了貂...いや、蒙恬あたりか。」
介億「...我が主ながらお見事です。ですが、私もただ促されただけではなくちゃんと目的あっての事、お許しを。」
その言葉に昌平君は溜息をつくものの、曖昧さを好まない己の性格故に話し出す。
昌平君「...まぁいい、この際白黒つけておこう。」
介億「！...ありがたく。」
昌平君「俺にとってAは、と聞いたか。...手のかかる家族のようなものだ。俺もAも、秦国内に親族がいないからな。」
介億「なるほど、娘のような存在ですか。」
昌平君「...それは少々語弊がある。実際には年の離れた妹といった感じだ。」
淡々と答える昌平君をよそに、介億は聞き方を変える
介億「...妹、ですか。傍から見たら美男美女のお似合いと揶揄されていますが、もしAがもう少し大人になった時に恋愛対象に見ることがあると思いますか。」
昌平君「ないだろうな。」
思わぬ返答に介億は目を見開く
介億「...断言できますか。」
昌平君「実際にそうなってみなければ不明な点はあるが、今のところはないと断言出来る。俺にとってAはいつまで経っても子どもという認識がある内はだが。」
介億「最後に蔡沢様からの伝言なのですが...」
昌平君「ああ、なんだ。」
介億「ハ...思わぬ虎に気を付けろ、との事です。」
昌平君「...言われなくても、と返しておいてくれ。そのための布石ももう既に打ってあると。」
介億「ハ！！」
昌平君「伝言ついでに頼みたいことがある。介億、お前を促した輩についでだ。」
介億「...はい。」
そういい昌平君は介億との距離を縮める
昌平君「その輩にこう伝えてくれ。...お前にあの子は奪えない、と。」
その耳打ちは果たして親としてか、それとも＿＿＿＿
《おまけ》
蒙恬「お前にあの子は奪えない、か...」
正直言って笑わせる
蒙恬「俺はAと、先生より長い時間を過ごしてる。それにAは前線、先生は王宮。」
乾いた笑いが辺りに響く
蒙恬「渡すつもりもさらさらないんだよね、俺。」
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猫猫 - かなでさん» 楽しみに待ってます！！ (2022年3月29日 23時) (
レス) id: ae8d47718e (このIDを非表示/違反報告)
かなで - 猫猫さん» あったりします！！ (2022年3月26日 5時) (レス) id: 1adef6fe2c (このIDを非表示/違反報告)
猫猫 - 番外編の続き、あったりしますか？ (2022年2月19日 7時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - 鈴さん» めっちゃ嬉しいです、ありがとうございます！！ (2022年2月19日 1時) (レス) id: 30f42fc3d4 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - 高木さん» ありがとうございます！正直一番元気出ました。ご要望どおり蒙恬も王賁も登場する予定なのでご安心を！！頑張りますありがとう！！ (2022年2月17日 15時) (レス) @page20 id: f1e6c3e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなで | 作成日時：2021年3月17日 0時
