君の隣の奪い合い【キングダム】 弐

祝宴 ５ ページ15

信side

「＿＿＿調子乗ってんじゃねぇよ」

カイネ「なっ...！！貴様、李牧様になんて口を、」

男女が机を叩いたのが視界の端に移るが、今の俺にはどうでもいい事だ

「Aの価値を語っていいのはお前じゃねぇ」

そうだ

Aのこと何も知らねぇだろ

頑張ってるとこ見たことねぇだろ

なのに、

お前なんかに価値定められていい奴じゃねぇんだよ

「さっきから聞いてると結局よぉ、負けたくねぇから戦わないでくださいって言ってるようなもんだろ」

李牧「...」

「だったら口じゃなくてそういうのは戦で語ろうぜ、李牧。」

その時だった

昌文君のオッサンの鉄拳が降ってきたのは

昌文君「このバカが大変失礼致しました...！！」

突如変わった雰囲気に、李牧も少々焦ってるようだ

李牧「あはは、...」

一方Aはというと、

少し前に副殿から小走りで外へ行った

行先も告げられてないことに少々不安がある、が

Aが出ていく少し前に

李牧「...A、ちょっと外で話しませんか」

っていう耳打ちが聞こえたから、大丈夫だと思うぜ

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