検索窓
今日:10 hit、昨日:9 hit、合計:105,884 hit

未知なる男 ページ6

あれから時は流れ、王宮訪問の前日


『え“ッッ!?』

Aは驚いていた。

なぜなら、呂不韋が

「明日の謁見にはAも連れて行く」

と言い出したからだ。

それには昌平君や蒙武も

「まだ子供のAに行かせるところではない」

と反論したが、もうAは戦場に出ており、

異例の出世で五百人将の地位を獲得していたことから

呂「はっはっはっ、子供だとしても頭脳はもう並大抵
の大人の頭脳を超えておる。
今のうちに行政についても学ばせておくべきだと思うがのぉ」

と言ったことから半ば強制的に行かされる事になったのだ。



そして王宮訪問当日、

伝者「呂丞相が到着されましたァ!!」

伝者の声が辺り一帯に響く

Aはため息をつきながら馬から降りる。

今日議題にされる今回の件(王弟の反乱と政の暗殺計画)を無視していたことを、

呂氏一派の中でAだけは快く思っていなかったのである。

「参られました」

政「…………通せ」

と言う会話が聞こえた後に呂氏四柱の後に並んで入って行く

大王一派は呂氏四柱をはじめとする権力者の気に圧倒されているのが一目で分かった。

そして呂不韋に道を開け、呂不韋が一番前にきたところで一堂が敬礼をする

信はその様子に開いた口が塞がらないでいる。

そんな中、呂不韋が口を開いた

呂「まずはともかく、ご無事で何よりでした。大王様」

そんな呂不韋に顔をしかめながらも、「うむ」としか言えない政

そして信も、いつもなら「よくもぬけぬけと!!」と吠えるところだが、

呂不韋の大きく包み込もうとする感覚に恐ろしさを感じ、何も言えずにいた。

上奏 1→←終着地 _過去編_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

南南東(プロフ) - 夢主ちゃんと昌平君の絡みが最高です!楽しく読ませて頂いています<(_ _)> (2022年8月2日 16時) (レス) @page21 id: 74d17b21fe (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - かなでさん» いえいえ、あんまり気になる程のあれじゃないのでw楽しく読まさせてもらってます(*´艸`) (2021年9月28日 9時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - ユリさん» ほんとですね...!!無知で申し訳ない💦 (2021年9月28日 1時) (レス) id: 09771bce21 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - コメント失礼します、23ページや38ページの「付箋」はもしかして「伏線」の間違いではないでしょうか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 星雲1234さん» ありがとうございます!! (2020年12月23日 16時) (レス) id: 2c2de7bbac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かなで x他1人 | 作成日時:2020年7月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。