王騎出陣 2 ページ30
進軍の途中、王騎からAに声がかかった
王騎「A、今回はあなたの隊に一応千程補充しておきました。」
A『!ありがとうございますっっ!』
騰はいち早くその言葉に反応した
騰「殿、録鳴未が不服そうな顔でこちらを見ております。」
録「それは鱗坊もです。」
鱗「それは隆国もです。」
隆「それは干央もです。」
干「それは同金もです。」
同「それは騰副官もです。」
謎に軍長達の押し付け合戦が始まったが本当は皆Aを自分の側に置いておきたいだけである
王騎「ココココ、皆さんAを自分の軍に入れたかったのが見え見えですよォ。しかし残念ながらAには独立遊軍として動いてもらいます。」
今のうちにしっかりとAを堪能しときなさい。と付け加えて王騎は先頭の方へと歩いていった
…王騎去りし後の状況を説明しよう
録鳴未「A、殿に行動命令されるまで俺の軍の中に居ろ。その方が安全かつ私得だ。」←
鱗坊「やめとけA、俺以外の軍長たちは全員変態だ。それも重度のな。俺だったら優しくする。」←
隆国「今のは聞き捨てならんな。何が「優しくする」か、お前が一番やばい事を言っているのを自覚しろこの馬鹿が」←
干央「…A、こんな加齢臭のするジジイ共と一緒にいるのは嫌だろう?俺なら「イイ事」してやれるが…どうする?」←
同金「それを真顔で言うな、流石に許容範囲を過ぎているぞ干央。A、俺のところが一番安全だ。俺のところに来い、悪いようにはしない」←
騰「…………A、多少作戦を変えないといけないところがある故後で私の天幕に来てくれ。ちなみに夜来た方がお前のためだ。」←
軍長達「一番安全そうに聞こえる方法でAを誘うな貴様!!!!」
A『えっと、私は……』
皆さんと一緒にいたいです…と少し頬を赤らめながら言うAに、
目を血走らせた騰がAの腰に手を回す
騰「やはり今から作戦会議だ。A、天幕に来い」
そんな騰を軍長らが黙って見ている筈もない。
録鳴未「ほぉー、ではその変えなければいけない作戦というのをここで聞かせてもらおうか?」
騰「軍事機密だ。」
軍長達「味方なのに軍事機密とかある訳ないだろうが!!!!」
そんな様子を見て、このままではAが襲われかねないと思った王騎はAだけをその場から連れ去った
王騎(昌平君にAを頼むと言われましたからねェ…)
王騎「無防備は敵ですよA」
馬陽到着まで、あと六日
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南南東(プロフ) - 夢主ちゃんと昌平君の絡みが最高です!楽しく読ませて頂いています<(_ _)> (2022年8月2日 16時) (レス) @page21 id: 74d17b21fe (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - かなでさん» いえいえ、あんまり気になる程のあれじゃないのでw楽しく読まさせてもらってます(*´艸`) (2021年9月28日 9時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - ユリさん» ほんとですね...!!無知で申し訳ない💦 (2021年9月28日 1時) (レス) id: 09771bce21 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - コメント失礼します、23ページや38ページの「付箋」はもしかして「伏線」の間違いではないでしょうか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 星雲1234さん» ありがとうございます!! (2020年12月23日 16時) (レス) id: 2c2de7bbac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなで x他1人 | 作成日時:2020年7月2日 0時