君の隣の奪い合い【キングダム】

同じ人間　２ ページ23

一体何時間経った

一体何人死んだ

一体何人を糧にしてここまで来た

なのに何故退却しか道がない

なのに何故敵将を二人しか討てない

そんな思いに囚われながらも、各部隊長とAは退却命令を出した

そしてその数日後、Aとその隊は途中途中の城に寄りながら咸陽についた


〜本殿〜

ゴゴ…という鈍い音が本殿の中に響く

A『只今…戻りました…』

正直Aは立っていることがやっとの状態である

なのに無理をして軍議に進言を、と此処を訪れた

が、もう既に解散しようとしていたところだった

急に来たAに、「なっ！？」、と一同は驚きを隠せずにいた

信も、A！？大丈夫か！？と叫んでいた

A『終わる寸前に来て、大変申し訳ありません。ですが…っ…どうしてもお伝えしなければいけない事があります。故にどうか大王様………あと少しだけ時間を…‼』

政「…！ああ、なんだ、何があったA。伝えなければいけない事とはなんだ」

動揺を必死に隠して政は聞いた

A『ｯ、まず…初めに今回の勝手な対応…出陣等をお許し下さい。本当に申し訳ありませんでした。それと…今回戦った事で敵の目的をなんとなくですが掴む事が出来ました故に、お伝えしま…』

す、と言う前にAは倒れ込む_________








Aちゃああああああああん

お疲れ様でしたああああああああ

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