二人の秘密 ２ ページ33
A『…面白い方ですね貴方は』
Aは口を緩ませる
李「………やっと笑った」
李牧が呟いた言葉はAには聞こえなかった
A『？何か言いました？』
李「…いえ、貴方はどこか苦しそうだなぁと思いまして。」
A『私は戦争が嫌いですから…人が人を殺さない世の中になってほしい。大切な人に居なくなって欲しくない。でも立場上、戦争から離れられない。それが…』
って、会ったばかりの貴方に話すことじゃありませんね、とAは笑った。
李「…戦争が嫌いなのは私もです。立場上戦争から離れられないのも同じ。でもA、私達が泣いたり悔やんだりしても死んだ人は戻ってきません。だから”なってほしい“ではなく、Aが望む世を“自らの手で創れ”ば良い。」
A『…………こんな子供の理想の世の話なんか、聞いてくれる人なんかいませんよ。』
創るような度胸もないし、権力も…と暗くなっていくAに、
李「あーもうとにかく！」
と言って李牧はAを抱き寄せた
李「貴女が助けを望むなら私が一番に助けに行きます。嫌な事があったのなら、私が貴女の相談にのれる頼れる存在になります。だからAはただ、笑ってれば良い！」
先程貴方がおっしゃられたように、会ったばかりの他人にこんな事言われても嫌だと思いますが、と李牧が言う
A『…それは李牧様もです。私より苦しそうな顔してますよ。』
李「...うるさいです。」
A『理不尽ですね。』
李「...あまり大人を舐めていると痛い目みますよ。」
A『…私は李牧様を信頼していますので』
先程まで牙を露わにしていた相手が急に自身に懐き、可愛さやら年に合わない強がりやらで何かの糸が切れるのを李牧は感じた
李「貴女は随分と人を信用する御方のようだ。」
と言ってAに口付けをした
まさか口付けされるとは思っていなかったAは!?!?となった。
李牧「無防備すぎます。もう少し危機感を持ってください。…ですが」
貴女の初めてはありがたく貰っておきます、と李牧は微笑んだ
貂「推してるのはA×昌平君つっただろうがおい作者、先生に告げ口してやるからな。」
蒙毅「これは許せないね...こ○そう」←
カイネ「李牧様...Aは私のものなんですが」←
李牧「別にいいじゃないですか」←
A『何もよくありませんし先生に告げ口しないで貂！私が怒られる！！』
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南南東(プロフ) - 夢主ちゃんと昌平君の絡みが最高です！楽しく読ませて頂いています<(_ _)> (2022年8月2日 16時) (
レス) @page21 id: 74d17b21fe (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - かなでさん» いえいえ、あんまり気になる程のあれじゃないのでw楽しく読まさせてもらってます(*´艸`) (2021年9月28日 9時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - ユリさん» ほんとですね...!!無知で申し訳ない💦 (2021年9月28日 1時) (レス) id: 09771bce21 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - コメント失礼します、23ページや38ページの｢付箋｣はもしかして｢伏線｣の間違いではないでしょうか？ (2021年5月25日 18時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 星雲1234さん» ありがとうございます！！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: 2c2de7bbac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなで x他1人 | 作成日時：2020年7月2日 0時
