責任感 ページ13
そして息を切らしながら扉を開けると、そこには肩を落とした政の陣営の姿があった。
その様子を見てAは、
A『大王様、そしてその陣営の方々、この度の失言…誠に申し訳ありませんでした…!!腸が煮えくりかえるような思いをされたと思います。王弟様の反乱、及び大王様の暗殺について、関わっていながらも闇に葬ろうとしている事。私が謝っても何も変わる事はありませんが、謝らせて下さい…!本当に、申し訳ありませんでした…ッ』
と心からの謝罪をした。
その言葉に信や政、壁や昌文君、勿論その一派も驚きを隠せなかった。
呂不韋一派のただの一人に過ぎない人が謝罪するならともかく、
あの呂不韋が機会を作ってまで政に紹介しようとしたAが謝罪をしているのだ。
驚かずにはいられないだろう。
そんな中、信が口を開く。
信「確かお前、Aだったよな。この謝罪も呂不韋の仕業か?」
壁「なっ…!!失礼にも程があるぞ信!敬語を使え!!」
確かに普通ならそう考える。
A『あっ…!大丈夫です全然!皆さんも私に敬語なんて不要です。気軽に呼んでください!そっちの方が喋りやすいので………。あと、質問に対してですがこの謝罪は私個人で行ったものです。呂不韋様は何ら関係していません。』
焦りながら精一杯応えようとするAに信達はこう思った。
「何だこの可愛い生物は」、と。
そんな時、蒙毅がAを呼ぶ声がした
A『すみません、もう時間みたいです。また今度正式に謝罪に来ます…!では失礼します!』
と、扉を開こうとするAの手を信が掴む。
信「お前、時間ある時俺ン家遊びに来い。」
突然の発言にAは動揺するが、本日二度目の誰もがときめくであろう笑顔を信に向けて、
『はい!是非!』と元気よく返事をして階段を降りて行った
そしてA去りし後の大王陣営の姿を説明しよう。
政は玉座に座りAの可愛さに悶絶し、
信は天国からのお迎えが来たように鼻血をだして倒れ、
壁は、顔を真っ赤にして魂が抜けたように突っ立っており、
昌文君は雷が落ちたような顔で腕を組んで何か考え事をしている。
結果、一瞬でAに惚れた大王陣営だった。
次回予告
信の家に遊びに行きます!
145人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南南東(プロフ) - 夢主ちゃんと昌平君の絡みが最高です!楽しく読ませて頂いています<(_ _)> (2022年8月2日 16時) (レス) @page21 id: 74d17b21fe (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - かなでさん» いえいえ、あんまり気になる程のあれじゃないのでw楽しく読まさせてもらってます(*´艸`) (2021年9月28日 9時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで - ユリさん» ほんとですね...!!無知で申し訳ない💦 (2021年9月28日 1時) (レス) id: 09771bce21 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - コメント失礼します、23ページや38ページの「付箋」はもしかして「伏線」の間違いではないでしょうか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 星雲1234さん» ありがとうございます!! (2020年12月23日 16時) (レス) id: 2c2de7bbac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かなで x他1人 | 作成日時:2020年7月2日 0時