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80-WHside- ページ30

「そうかお前はこんな可愛くないもんな」




A「はぁ?!」



ふざけて飛び出した時、店の出口の影に見覚えのある顔があった



「お前……」



A「ちょっと!」



Aが追いかけてきて咄嗟にそいつの腕を掴んだ


巻くために1度別の店を通過して少し離れた人の少ない所まで走った



「はぁ…はぁ…」



『離せよ』




手を離してそいつを睨んだ



「ここで何してんだよ






……キヒョン」





KH「別に何も、たまたまだよ」






「んな訳ねぇだろ

付いてきたのか?」





KH「……何の為に」





「お前そんな狂気的だったか?」




KH「お前らのせいだろ」





「は?」




KH「お前らがいなければ、Aがお前らと出会わなければ……

きっと今頃普通の恋人同士に戻れてた」





キヒョンは涙ぐんだ目で俺を睨んだ





WH「俺らがいなけりゃお前らがもう1度関わることも無かっただろ

2人に話させたのも俺だし全てのきっかけになったのはヒョンウォンだ


あのワンコはずっと一緒だしな」





KH「……そもそもなんでヒョンウォンが…」




「お前が余りにも未練タラタラだから、あいつも気になったんだよ

そしたらあの笑顔に惹かれて、話しかけて

告白して、振られて

今じゃもっと好きになってる」


KH「俺のせいか……」


「お前のせいじゃない、お前のおかげだよ」




キヒョンは黙り込んで何やらカバンを漁り始めた



KH「これ……」



取り出したのは小さな袋だった



「何だ?」



KH「誕生日プレゼント、Aに渡して欲しい」



「……自分で渡せよ」




KH「会えるわけないだろ」




「それはまぁ……てか別れた恋人にプレゼントってのもだいぶおかしいけどな」



KH「前から準備してたんだ、まさか誕生日に別れるだなんて思わないだろ」





「……お前も辛いよな」





KH「本当に……好きだったんだ……」








「……俺もあいつが好きだ」





もう、認めざるを得なかった




キヒョンに遠慮してなのか、自分に素直になれなかったからなのか、ずっと自分で自分を否定してきた





KH「……そうか、頑張れよ

ワンコなんかに負けんな」







「おう、」






キヒョンと別れてAの存在を思い出した




建物中探し回って、フードコートで俯いて座るAを見つけた

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千尋 - キュヒョンの「「俺の事好きになってよ…」で爆発しましたTTうお〜ん切ない!更新楽しみにしています! (2018年3月29日 14時) (レス) id: 8337028c26 (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごくいいですね(泣)次楽しみにしてます!!! (2017年8月23日 0時) (レス) id: 060d5c8b8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てみー | 作成日時:2017年4月4日 0時

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