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side 貴方
彼ら3人は森の中へ、戸惑いながらも足を進めている。
ここは、ブナの大木の近くにある、小さな小屋。
必要最低限の家具しか置いていないため、味気ない部屋が広がっている。
そんな空間に
人間の姿をした黒猫、ナノと
若い頃で止まった容姿を纏う
何百年も生きてきた神様＿＿＿＿
紅茶を飲みながら、ナノに話しかける。
『ねぇ、あの3人黒だと思う？』
ﾅﾉ「俺に聞かれても分かんねぇよ」
『あはは.....そうでした...』
片手で持っている、少し大きめの鏡を覗き込む。
そこには、なにか喋りながら着々とこちらへ向かってくる、3人の軍の男達。
自然と口元が歪んでいく。
ふと、自分の横に目をやれば、ナノが木の椅子に座り此方を見ていた。
彼は今、私の能力で人間の姿にさせ私と会話をしているが、本来は黒い猫。
いつまでも光の灯らない紅い瞳が、じっとこちらを捉える。
『何.....？』
ﾅﾉ「楽しそうやなぁってな」
『久々の人間だもの！それに軍人さん。私の視線に気付いていたのよ？気になるじゃない。』
ﾅﾉ「俺にはよお分からへん」
訳が分からないと首を振る彼から、めんどくさいんだろうなと心底思う。
『ナノ、出番や』
ﾅﾉ「はぁ.......行ってくる」
『くれぐれもバレないようにな〜』
ﾅﾉ「バレた方が早く済むと思うんやけどな」
『はいはい、行った行った〜』
大きな溜息をこぼす彼は、何処か楽しそうな表情をしながら小屋を出た。
少し強めの風が吹きかさかさと木々が揺れる中
ブナの大木に
ふぁあ、と欠伸をしながら、大きく背伸びをして
行ってきますを伝えた彼は
＿＿＿＿＿＿＿姿を消した。
・
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あめんぼ(プロフ) - 夢喰病さん» 応援コメありがとうございます！(嬉)リアルが落ち着いたら更新スピードをあげようと思ってます…更新頑張ります！！ (2020年3月9日 9時) (
レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
夢喰病 - 毒舌少女から。無理せず更新して戴けたら幸いですぅ…(何目線) 是非応援させて下さい。更新頑張って下さい！ (2020年3月6日 0時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - 緋真さん» ありがとうございます！ぼちぼちと更新していこうと思います！(*^^*) (2019年4月2日 2時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
緋真 - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 84b82eb61d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめんぼ | 作成日時：2019年3月30日 2時
