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しばしの休憩時間。

アミたちに思いっきりファンサービスをする時間。


僕はいや、今日は僕だけじゃなくて男全員全力で愛嬌をしていた。



なぜかって?






「オンニソンキスして〜」



「ハート!オンニハート!」



「やだオンニかわいすぎるむり、」





アミたちが僕らのこと全然みてくれないんだもん。



ナムヒョンなんかみてよ、いつもなら照れちゃう愛嬌もあんなに必死になってやってる。




僕らの奮闘をよそにAはファンサービスを続ける。くっそ、僕らよりアミのことわかってるじゃん。



へへへ、って花が咲いたみたいに笑うA。



それだけでアミたちはドロドロに沼落ちしてく。



「オンニのグッズ出ないのかなあ、」




僕らにお仕事ください〜。




僕らに注目してください〜。


ーーーーーーーー
なんだかんだでサイン会は無事終わり、控室でのんびりマネヒョンの車を待っている僕たち。



Aはテキパキとマネージャーの仕事をこなしている。




『ささ、皆さん車ついたみたいなので行きますよ』



小走りで楽屋のドアの前に立ち、メンバーが出るのを待っている。

Aの一声で他のスタッフたちも帰り支度を始める。


『今日もお疲れ様でした』


そう言って声をかけるA。僕ら以外にもここの部屋にいたスタッフさんにも笑顔で。




疲れて淀んでた空気が一気に流れ出すような感じがした。

とある日のオフ前日→←○



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作者名:こむぎ | 作成日時:2020年5月5日 2時

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