ホソクの妹！ (ページ37)

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JM side

ということで、Aは僕の隣に座った。

久しぶりに隣に座るからちょっと緊張する。

Aは肝が座ってるのか、堂々とファンサしてるし。

「こんにちは～」

サイン会がはじまると、僕たちは精一杯来てくれたArmyたちのため幸せを分け合いっこする。

「ジミンオッパ今日は花がいっぱいでかわいい～」

「ありがとう！なんならこのお花あげようか？」

「え、いいんですか？」

「もちろん！そうしたらもっと君も可愛くなっちゃうね」

目の前のArmyの子は頬を赤らめてもじもじしてる。

「かわいいね」

ふわりと笑ってあげると、彼女はまたニコッと微笑んで「ありがとうオッパ！大好きです！」と言って隣にずれた。

「Aオンニィィィィィィィィ」

ずれた瞬間その子が大声出して泣き始めるもんだから、びっくりした。

『えええ！どうしたの！泣かないで！』

ほらほら、って彼女をあやすAはその子の実の姉みたいで。

『泣いたら私の可愛い顔が見れなくなっちゃうよ？』

絶対それジンヒョンに教わった口説き文句だろ。

Aは優しく微笑みながら、その子涙を吹いている。

『大丈夫大丈夫、オンニはここよ～。何か聞きたいことがあるんじゃない？』

うちのAマネージャー、ファンの扱いに手慣れてる。

あれからというもの、6割くらいのArmyたちがA目当てで来てたらしく、時間が許すまでメンバーのマル秘話を聞き出していた。