とある日のサイン会pt2 ページ36
JM side
今日はサイン会！
可愛いArmyたちに会える日！
僕も精一杯おしゃれして臨むぞ！
「ヌナ〜この服とこの服どっちが似合うと思う？」
メイクヌナと一緒に今日の正装を選ぶ中、ちらりと目に入ったのはAの姿。
すっかり8人目のBTSになってるA。
『いやいや私ただのスタッフですから、そんなメイクなんて』
「何言ってますか！Aさんのファンの方だっていらっしゃるんですよ！今や全世界が認めたホソクに溺愛されてる妹なんですから、はい胸張って」
メイクヌナたちのゴリ押しでいつも綺麗なメイクを施してもらってるA。
HS「んーやっぱりアイシャドウは茶色が似合うよAは」
メイクヌナ「そうね、今日のコンセプトは大人美人でいきましょう」
HS「いつでもAは美人だよ」
メイクヌナ「わかってますって、ホソクオッパ」
ヒョンの溺愛ぷりを逆手にとってヌナたちもヒョンで遊び始めてる。どんだけそのくだりやったんだよ。
NJ「さて、みんな準備ができたし、そろそろ行こうか」
ナムジュニヒョンが声をかけると、みんなぞろぞろついていく。
僕は一番最初にヒョンのところに行って
「ヒョン！みて！今日は紫のシャツにしてみたよ！ボラへ〜」
と声をかけた。
NJ「いいじゃないか、よく似合ってるぞ」
いつもみたいにぶっきらぼうに答えるヒョンだけど、それでも嬉しい。
「えへへ」
隠しきれない笑みを浮かべていると、
NJ「A、いつも以上に可愛いぞ」
わしゃわしゃって隣にいたAの髪を撫でるもんだから、
メイクヌナ「ナムジュナーっ！！せっかくセットしたのに！！！！」
メイクヌナの怒りの雷が落ちた。
NJ「すすすすすみません」
申し訳なさそうに頭を下げるヒョンにちょっと意地悪しちゃおう。
「ヒョン、今日Aは僕の隣ね」
にっこり笑うと、ヒョンは絶望したように肩を落として舞台へ上がっていった。
これは、やりすぎたか？
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作者名：こむぎ | 作成日時：2020年5月5日 2時
