ホソクの妹！ (ページ28)

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ある程度オッパに話し終えた時にはもうヘトヘトだった。

泣いて目が腫れていたし、汗もかいていた。

「シャワー浴びてこい。着替えは適当に持って来てやる」

『ありがとオッパ』

「・・・金輪際なしにしろ、とは言わねえ。ただ適度にな」

『うん』

オッパはバスタオルを渡して、部屋を出た。

シャワーを浴びながら鏡を見ると、無数の赤い花。

これナムがつけてくれたの？

私がお願いしたから？

それともナムが自分から？

いいやこういうのは考えてもしょうがないんだ。

嫌な考えを払い落とすように、私は乱雑に髪の毛を洗った。

シャワー室から出ると、下着と洋服まで用意してあった。

とりあえずさっさと着替えてオッパのところに行くと、オッパの視線が肩に止まった。

私も釣られて見ると、もう薄くなりかけているが歯形の跡があった。

「待ってろ、違う服貸す」

ユンギオッパは自分のクローゼットから持って来たであろう、大きめのトレーナーを貸してくれた。

「ったく、ナムジュンも男だな」

乾いた笑いを浮かべるオッパだけど、今の状況的に全然笑えなくて。

「もう少しここにいろ。戻ったら火に油を注ぐだけだ」

オッパは私の頭を撫でて、パソコン前の椅子に座り直す。私はソファーの上にちょこんと座り、時が過ぎるのを待った。