とある日の食卓 ページ16
JM side
今日はAの手作り料理だと聞いて、張り切って練習した僕たち。
宿舎に帰ればもう美味しそうな匂いが漂ってくる。
『おかえりー』
って笑いかけるだけで反則だよね。
あ、ちなみに、今Aが着てる紫色のかわいい花柄エプロンは僕が買ったやつね！壮絶なエプロン購入戦争を制覇したんだよ。
Aは僕と同じ(くらい)の身長でよくお揃いコーデなんかするんだ。
サイン会の時とかみんなに見せたくてよくやるんだけど、お揃いコーデを見たホソギヒョンの落ち込みって言ったらないよ。
別に僕は気にしてないけどね。
なんて言ってたらもうご飯がテーブルに並べられてるじゃん！よし！今日こそは！
「じゃじゃーん今日はAの隣〜」
Aの左腕を取って、僕の隣に座らせる。相変わらずホソギヒョンはAの右側に座ってるけど、それでも僕は幸せ。だってさ、
「A唐揚げとって」
『いいよ何個？』
「一個でいい、Aにあーんしてもらうから」
『えーーしょうがないなー』
Aはヒョンに溺愛されてるから、こうやっていちゃついたりすると怒られるっていうのが遺伝子的に分かってる。でもやっぱり僕らって年頃だし？そういうことだって経験したいじゃん？あ、変な意味じゃないよ？若者として健全なイチャイチャを経験したいって話。
「むふふ、おいしー」
Aの瞳を見つめながら微笑むと同じように微笑み返してくれる。
えへん！これが愛嬌マスターの真の実力よ！
「僕もあーんする。A何食べたい？」
『んー、わかめスープ！』
「熱いからふーふーしてあげるね」
合法関節キッスの技っ！
僕が使ったスプーンでスープをすくう。
何度も言うけど、健全な！！！健全なイチャつきやってるだけだからね！誤解しないでよ！
「ふぅーふぅーはい、あーん」
『あーん、むぐむぐ、おいしーーー』
この子の笑顔は天使みたいにかわいい。
ーーーーーー
JK「下心が丸見え」
TH「グキ、あーん」
JN「明日こそ僕がやる」
YG「明日は出前作業室にデリバリーしようかな」
NJ「唐揚げ作れるようになろうかな」
HS「呪うパクジミン」
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作者名：こむぎ | 作成日時：2020年5月5日 2時
