ルームメイトはお爺ちゃん！【YG】

ほんとのこと ページ31

YG side

告白はできたけど、あのあとジョングクが来て返事は有耶無耶になってしまった。

その日の夜は全く眠れずにいた。夜中の四時までベッドで悶々としていた。

あの日みたいに逃げなかっただけマシ。

そうなんども繰り返し唱えて自分に思い込ませた。



翌日、俺が起きたのは昼過ぎくらい。

若干のほろ苦さを抱えつつ、キッチンに向かうと何やらジンヒョンに叱られている。

「こらっ3人とも！Aちゃんを奪い合うのはいいけど、潰しちゃダメだよ！僕が嫉妬する！！！」


ーーーーー何言ってんだこの人。


ジンヒョンって変なところずれてる気がする。
この前Aのベッドで寝落ちてたときも「いちゃいちゃはオッケー」とか言ってたし。いやいや、普通止めろよな。

まあ止められてもやるんだけどね。

「ヒョン、何してるんですか」


「ユンギや、この子達がねお弁当のことで揉めてたんだよ」


ちらりと視線を移すと綺麗に整列して正座するマンネラインたち。


「・・・こいつらが正座してる理由ってお弁当ですか？」


なんで弁当なんかで説教されてんの？


「そうなんだよ。さっきまでAちゃんに抱きついてお願いしてたみたい。こんなデカブツどもに抱きつかれたAちゃん今あっちで気絶しちゃってる」


「気絶？！」


「まったくもー、ちゃんと言葉でお願いしなきゃなのにこの子達本当に脳筋なんだから」


はぁ、とため息をつくヒョンを尻目にAがいる方へ向かう。

ソファーに横たわるAすーすーと規則正しい呼吸で寝ている。

俺はしゃがみこんで、Aのモチモチの頰をつまむ

「・・・Aー、大丈夫か」


「んー、」

少し眉をひそめて唸るA。「、、、ゆんぎ」


「・・・起きろ」

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