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「これで完了っと、わっ!」



チェックが終わってキャスター付きの椅子を後ろに引く。そのままデスクから立ち上がろうとすると、



「終わった?」



妖艶に微笑まれてらっしゃるジミン、



「あ、うん」



「じゃあいこっか」



チェックした資料を手からはたき落とされる。



はらはら落ちていく資料を眺めていると、右腕に籠もった熱。


「ちょっとっ!」



私の腕を掴んでぐいぐい引っ張っていくジミン。彼の格好が格好だから会社中の視線を引く。恥ずかしいい、穴があったら入りたい




暗い資料室はひんやりとした空気を漂わせていた。



埃が落ちる音が聞こえてきそうなくらいの静寂。




「あ、あの・・・」



施錠音が甲高く響く。



びくりと肩を揺らすと、ジミンが妖しく微笑んで立っていた。



「じ、みん?」



いつもと違う雰囲気のジミンから目が逸らせない。



このまま食べられてしまいそうだ。




じりじり近づいてくる彼から逃げようと道を探すが、あっという間に壁際に追いやられてしまった。






柑橘系の香水が鼻腔をくすぐる。






「ねえ、A」




ジミンに見下ろされて、何故だか身体が熱くなった。






甘い吐息にくらくらしてきた。






ジミンの姿がグラグラ揺れていく。









視線は彷徨うけど、聴覚は冴えていた。









ハスキーな声が鼓膜を揺らす。









「_______________キスしていい?」

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こむぎ(プロフ) - 1994218さん» 1994218さま!コメントありがとうございます。とてもとても嬉しいです。最後やっつけみたいな感じになってしまって、読者様たちにどう受け止めてもらえるか心配でしたが、温かいコメントをいただけてほっといたしました。まだまだ精進しますのでよろしくお願いします! (2020年7月1日 20時) (レス) id: e47f721d9b (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - 完結お疲れ様でした。タイトルから惹かれて読ませて頂きました。個人的に好みな作風で、読むのがとても楽しかったですし、幸せな家庭が築けたと言うことでホッとしました……(笑)テヒョンのポジションも良かったです。素敵なお話をありがとうございました! (2020年7月1日 18時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむぎ | 作成日時:2020年6月10日 17時

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