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「な、に?」
ぎぎぎ....と錆びたブリキを捻るようにジミンが振り向く。
「えっと、ジミン、ごめん」
ばっと立ち上がって、私は頭を下げる。
「嫌な思いをさせちゃって」
「......嫌な思い?」
「うん。朝のこと。その勝手に勘違いしちゃってごめんなさい」
「.......」
ジミンの瞳が私を見据える。
「それは、僕もだよ」
自信なさげな彼の声。鼻をすする音もする
「僕がちょっと間違えちゃったから」
「びっくりしちゃったよ」
「だよね。ごめん」
「でも......」
拳を握りしめる。
「順番を守ってくれたら、嫌じゃない、かも」
「......え?」
「その、そういう関係だったらいいのかなって」
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こむぎ(プロフ) - 1994218さん» 1994218さま!コメントありがとうございます。とてもとても嬉しいです。最後やっつけみたいな感じになってしまって、読者様たちにどう受け止めてもらえるか心配でしたが、温かいコメントをいただけてほっといたしました。まだまだ精進しますのでよろしくお願いします! (2020年7月1日 20時) (レス) id: e47f721d9b (このIDを非表示/違反報告)
1994218(プロフ) - 完結お疲れ様でした。タイトルから惹かれて読ませて頂きました。個人的に好みな作風で、読むのがとても楽しかったですし、幸せな家庭が築けたと言うことでホッとしました……(笑)テヒョンのポジションも良かったです。素敵なお話をありがとうございました! (2020年7月1日 18時) (レス) id: 08f85e22de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こむぎ | 作成日時:2020年6月10日 17時