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結果から言うと楽勝だった___だが、沢田から自分を弱く見せるため、手加減するのが少し難しかった。

ヴァリアーで大抵の体力はついたし、動体視力もついた。
この5年間必死でほかの幹部に追いつくために自分でやったことがこんなにも早く結果が示せた。


『よろしくね、ツナ…やっぱり10代目?』

獄寺「ケッ。俺はまだ認めちゃいねーからな」

獄寺に悪態をつかれたが、沢田に何か言ってもらったら大丈夫だろうと思い、取り敢えず無視することにした。

沢田「Aまで10代目って呼ばなくてもいいから!!」


呼ぶわけがないだろう?10代目はヴァリアーのボスである彼__XANXUSしかありえないのだから。
今は仲良しごっこをしているが、彼のファミリーに入る気は更々ない。


『そう?じゃあ、今まで通りツナって呼ぶね』

『私も今日からツナのファミリーだよ。全然頼ってくれていいからね。ボスを支えるのが部下の使命でしょ?』


獄寺「あぁそうだ!出雲よく言った。」

従う相手は違えど、妙なことで意気投合した私達は、握手を交わした。








翌日


歩いていると特徴的な髪の毛の人がいたので、その人の元へかけよる。

『ツナ!おはよ。』

沢田「A、おはよう。」


周りを見渡してもあの赤ん坊がおらず、歓喜していたが、後ろから急にちゃおっス、と言う甲高い子供の声がした途端絶望へと変わった。

無視を決め続けていると赤ん坊は私の肩へ飛び乗り、

リボーン「無視か?言ったじゃねぇか。ファミリーには手は出さねぇって。」

それもそうだが、何故か信用ができない。マーモンとは違ってこの赤ん坊には警戒しなければいけないと察したからだ。

『わかった。おはよう?赤ん坊。』


バチバチと赤ん坊と私の間に火花が飛び散っている間、沢田はこちらを見ながら苦笑いをうかべていた。


沢田「今日風紀委員の服装チェックの日じゃん!!遅れたら咬み殺されるーーー!!!」

『服装チェック?』

知らない単語が何個も並べられて混乱している。

沢田「風紀委員には激強の人がいるんだ。その人に目をつけられたりしたら…ひえっーー!」

沢田の顔が急に青ざめた。表情がコロコロ変わってとても面白く愉快だった。

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作者名:kk | 作成日時:2022年5月2日 23時

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