私の魔法【REBORN！】 (ページ40)

今日:1 hit、昨日:22 hit、合計:5,381 hit

標的38 ページ40

『赤ん坊が喋った？』

沢田｢おい、リボーン！勝手にAを巻き込むなよ！｣

｢ちゃおっス。オレの名はリボーン。ツナの家庭教師だ！｣

『あぁよろしく、赤ん坊。私は出雲A。』

やはり聞いていたどおり、沢田の家庭教師をしているのか。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢A、よくオレの殺気に気づいたな。ツナですら気づいてねぇのに。｣

沢田を貶しながらも私に聞いてくる赤ん坊。まるで尋問のようだな。僅かだがピリピリと殺気を感じる。

『気配がしただけだよ。』

ﾘﾎﾞｰﾝ｢もう一度言うぞ、A。ツナのファミリーに入る気はねぇか？｣

先程は冗談交じりのようだったが、今回は真剣な目でこちらを見る赤ん坊。

『マフィアごっこでしょ？私もやりたい！』

山本｢いいじゃねーか、ツナ。出雲もやりてーって言ってるしよ。｣

獄寺｢俺は反対です10代目！！こんなヤツ入れなくてもいいと思います！｣

守護者2人から言われて、混乱している沢田。
見ている分には面白いな。
そんなことを考えている時、赤ん坊が私の肩に乗り、私だけにしか聞こえないような声で話す。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢お前はどこの組織のものだ｣

まるで私が組織に入っていることを確定したような言い方。確定しても、私は素直に答える気は無いからね。

『組織？何言ってるの？』

ﾘﾎﾞｰﾝ｢(これでも突き通すか…)｣

ﾘﾎﾞｰﾝ｢オレはどこの組織のものでもファミリーには手は出さねぇからな。｣

『…』

ニッというような笑みを浮かべ沢田の方へ行った。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢おいダメツナ。今日コイツの入ファミリー試験を行うぞ。A、絶対来いよ。｣

『分かってる』

入ファミリー試験を受けるからには絶対に逃さない、という強い意志を感じる。バックれたら本当に入っている、と自分で証明してるようなものだ。
やりたくないなぁ…

お昼ご飯を食べ終わり、午後の授業を受ける。
先程の赤ん坊の事で頭がいっぱいになり、集中出来なかった。

午後の授業も終わり、放課後になった。
野球部が今日は休みらしくグラウンドを使うらしい。
グラウンドへ3人と一緒に向かう。

『怖いなぁ』

沢田｢別にやらなくてもいいんだよ。｣

ほぼ強制みたいなものだ、沢田に言われたからやめたら後が怖い。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢よく逃げ出さずに来たな｣

『赤ん坊が来いって言ったんだろう？』