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標的22 ページ24

『ええええっ!?!?』

ジャッポーネって日本だよね?
なんで急に日本なんだ?

スク「てめぇにしか頼めねぇんだ。」

『私にしか頼めないこと…?』




スク「ボスが次期ボンゴレボスだろぉ?だけど、もう1人候補がいるんだ。ソイツの行く中学校がわかったから潜入して情報を集めてこい。」

『殺さなくていいの?』




スク「ボスが殺りたがるだろうからなぁ。」

『…あぁ。大体分かった。』

私の中のボスも絶対そう言うだろう。
ボスのためならなんだってできる。


スク「ガキのところにあの赤ん坊が行くらしい。」

赤ん坊…マーモンと同じように強いやつって事か。


スク「あの跳ね馬を育てた”リボーン”だ。」

その名前は私でも聞いたことがある。マフィア界最強の殺し屋、とも言われていたはずだ。
ごくり、と生唾を飲み込んだ。

『その10代目候補の奴はどんな奴なの?』

スク「コイツだ。」


重力に逆らった髪の毛が特徴の幼い男の子。
こいつがボス候補?
どうみてもボスの方が優れているに決まっている。

『いいよ、元から断るつもり無かったし。ところで、なんで私なの?』


スク「俺たちは顔が割れてるからなぁ。」

『だから顔が割れてない私、という訳ね。』

揺りかごのことを鑑みて、私はまだ入隊していない時期であり表舞台ではなく裏舞台で動いていたので、顔が割れていないということだろう。
他の隊員ではなく幹部である私を選んでくれたのは彼の信用からだろう。



『スクアーロ、私はいつここを出なきゃいけないの?』

スク「明後日だ。」



『明後日!?』

向こうでの衣食住はどうするんだろう。
準備する暇なんてないのに。

スク「既に色々準備してるからおめぇは自分の荷物を準備したら出発までゆっくりしてろ」



意外と大丈夫そうで安心した。
流石ボンゴレと言ったところだろうか準備が早い。

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小説を読んでて気づいたのですが、揺りかごから8年任務が無かったという表現がありましたが、ここはあったという体で進めさせて頂きます。

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作者名:kk | 作成日時:2022年5月2日 23時

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