私の魔法【REBORN！】 (ページ13)

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任命式の時はスクアーロから降ろされ、椅子に座った。
何をするか分からない私は適当に相槌を打ってその場を凌いだ。

少しだけ会場が騒がしくなった時にあぁやっぱり、と思い下を向いたら、スクアーロが私の顎を掴んで

ｽｸ｢前向いとけ。俺達が認めてるヤツに文句なんか言わせねぇから安心しろ。｣

私はここにいていいのだろうか、とも考えたし入ったばかりの新参者がこんなにすぐに幹部になるのはおかしいんじゃないかと反対されることを想定してきた。
そんな考えを吹き飛ばす言葉だった。

少し涙が出そうになったもののここで泣くのはおかしいと思い何とかして涙を引っ込ませた。

『ありがとう…』

意外とあっという間だった任命式の後幹部全員と顔合わせをすることになった。

私を見つけたマーモンは私の肩に乗ってくれた。
もう認めてくれたらしい。

ﾏｰﾓﾝ｢おめでとう｣

『マーモン！ありがとう。』

ベルとお姉ちゃんも寄ってきてくれた。

お姉ちゃんには新隊服を見せることになった。
折角作ってくれたお姉ちゃんが前にいるからちゃんと着れているだろうかと心配になった。

ﾙｯｽｰﾘｱ｢朝は見れなくてごめんなさいね。やっぱり私の目に狂いはなかったようね。とっても素敵よ♪｣

『お姉ちゃん！全然大丈夫だよ。ベルとマーモンと遊んだから！』

ﾍﾞﾙ｢めっちゃガチガチだったじゃんA～｣

行動には出してないつもりだったのにバレていたらしい。
そりゃあ何人もの人に見られると緊張してしまうだろう。

『そんなに分かりやすかった？』

ﾏｰﾓﾝ｢そうだね、緊張しているのが丸わかりだったよ。｣

そんな会話をしている中、知らない人が殺気と視線を私にグサグサとさしてきた。
とても気になるので話しかけてみようとするが

ﾍﾞﾙ｢アイツ、変態だからやめとけって。｣

まぁ、ベルに止められちゃったから話しかけるのはやめよう。ぺこりとお辞儀をして離れた。

『あの人誰？』

ﾏｰﾓﾝ｢レヴィだよ。彼は雷の幹部さ。｣

『…レヴィ。』

名前は覚えたがもう呼ぶ機会はないのかもしれない。
1人の時話しかけてみたい、と少しだけ思った。