day9【服部耀】 ページ10
リクエストありがとうございます!!
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都会の喧騒から抜け出してやってきたのはたくさんの星が夜空にちりばめられ、豊かな自然の中でまったりできる場所。長引いていた合同調査が終わり、休みも重なったため話題のクラウドファンディングとやらに来ている。
『輝さん!見てください、星めちゃくちゃ綺麗ですよ!』
「おや、ほんとだねぇ」
そう言って子供のようはしゃぐ私に「はい、どーぞ」とホットミルクを入れたカップを私に差し出し微笑んでいる彼は警視庁捜査一課の課長である服部耀さん。
『あ!あれ白鳥座じゃないですか?!』
「はっ、元気だこと」
夜空に広がる星たちは普段見なれた都会の中にいてはきっと見られないだろう。テンションが上がってしまうのも仕方ないのだ。
「A」
不意に名前を呼ばれて、トントンと肩をつつかれたので『なんですか?』と返そうと後ろを振り返ろうとすると不意にギュッと後ろから抱きしめられた。
『よ、耀さん?!どうしたんですか…?』
急に抱きしめられるものだから驚いたし、今日までお互い忙しくて会うことなんてほんの数分しか無かったから嬉しくて胸に手を当てなくても心拍数が上がっているのがわかる。
「んー?心臓凄いねぇ。とって食おうなんてしてないから落ち着きんさい」
『いや、嬉しくて…ありがとうございます』
「頑張った彼女さんを癒してあげないとねぇ。おつかれさん」
そう言って頭を撫でながら頬にキスをしてくれる耀さん。久しぶりのスキンシップに恥ずかしさと愛しさが溢れて捜査の疲れなんて吹っ飛んだし、改めてこの人を好きになってよかったとこの人の恋人になれて幸せだと思えた。
『耀さんこそお疲れ様です』
振り返って耀さんに不意打ちで触れるだけのキスをした。癒してくれたお礼と恥ずかしくて言えないけど恋人に選んでくれてありがとうと言う気持ちを込めて。
「はっ、俺の彼女さんは本当に可愛いねぇ」
『んっ!』
そう言ってぐいっと顔を彼の方に向けられてさっきの私のキスとは比べられないくらい深いキスを貰った。
「愛してるよ」
そう耳元で囁くから、好きが溢れて止まらなくて身体を捻って彼の方を向いてギュッと抱きついた。それをしっかりと支えてくれて強く抱きしめてくれて。
星々がキラキラと夜空で瞬いて、それ以外はしんと静かでこんな時間がいつまでも続きますようにと願ってつかの間の休日を愛しい恋人と過ごした。
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ツバサ(プロフ) - リクエストなんですけど服部耀さんお願いします (2020年3月29日 11時) (レス) id: 569f9ab0cc (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストなんですが神楽くんお願いします! (2020年3月14日 22時) (レス) id: 3948edf683 (このIDを非表示/違反報告)
nshi(プロフ) - 槙くん、リクエストしたいです!更新楽しみにしています。 (2020年1月20日 21時) (レス) id: 689df7c616 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - リクエストなんですが桧山さんお願いします 更新頑張ってください (2019年11月8日 0時) (レス) id: c6358938b4 (このIDを非表示/違反報告)
コロリン - めっちゃよきです!!!ありがとうございます!これからも頑張ってください!! (2019年6月29日 11時) (レス) id: 88bd50a5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月 | 作成日時:2019年6月25日 18時