スノの姫3

不安 ページ43

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貴方side




『蓮くんとの共演多くて嬉しいけど多すぎてもうどれがなんだかわかんなくなってくる笑』





目「いや、俺もだよ？笑 服装と髪型で判断してるところあるから笑」





監督「2人ともいける？」





『はい！大丈夫です！』((ﾆｺｯ





ｽﾀｯﾌ「では本番始めまーす！」






silentの撮影は今までとは少し違い


難聴の方のお話で手話を使うことが多い





私が演じる青羽紬ちゃんは手話が全く分からない


はずだけど…







『わかっちゃうんだよな…笑』





目「撮影の時に聞けるから俺は安心だけどね笑」







ありがたいことに手話がわかる


学生時代に一生懸命覚えて資格もとったくらい笑








監督「よーい…はい！」





・

・

・

・





監督「はいカット！」






『ﾌｰ……蓮くん』





カットがかかりいつも通り蓮くんに声をかけたが






目「…」





まるで聞こえていないかのようにその場を去ろうとする






『！……』((ｳﾙｳﾙ






まるでドラマそのもので感情移入が激しい私は






『…ｯ(涙)』







気づけば涙を流していた







ｽﾀｯﾌ「！ひめちゃん！どうしたの！？」






スタッフさんのその言葉に蓮くんは反応したのか


パッとこちらを振り返り


急いで私の元へ来てくれた







目「A？どうした？？」






そう言いながら私をギュッと抱きしめ頭を撫でてくれた






『蓮…くんが…(涙)』





目「？俺が？」





『こえ…かけたけど…(涙)』





目「あぁ…聞こえてなかった…入り込みすぎてたや…ごめんね。」






そう言い更にギュッと抱きしめてくれた






目「俺が耳聞こえなくなっちゃったと思ったのか…」





『(涙)』((ｺｸｯ





目「あぁ…まじでごめん。」








目「(いや、かわいすぎ…笑)」

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