検索窓
今日:10 hit、昨日:23 hit、合計:14,186 hit

ページ8

umehara side









祐希「俺が怪我して試合出れなくなってさ、Aが俺じゃない誰かみてかっこいいって思ってるとかちょっと気が気じゃなかった」







『はっ?……え?』






祐希「……なんでもない。」





『え、あ、そう。』















シーン









え、何この空気。




これ私のせい?違うよね?明らか祐希くんがこうしたよね?




き、気まずい……














無言の時間がしばらく続いて数分で着くはずの私の家がすごく遠くにあったみたい









『取ってくるからちょっとまっててね』


祐希「うん」


『じゃ、』










家のドアを閉めるまですごく高速で移動して





祐希くんの姿が見えなくなったところで一気に意気消沈





え、なんかかっこよくない?






目当ての元をさっと取って待たせたら悪いので即座に車へ戻る








戻ると祐希くんは平然としてて運転し始めてる










祐希「ねぇ、俺のせいでこうなってるのは分かるんだけど静かすぎて俺耐えらんない」


『ご、ごめん。』


祐希「でも、あれ嘘じゃないから。」


『えっと、はい。』


祐希「じゃ、こっからはいつも通りで!はぁ、緊張した〜」














さっきまでの若干張り詰めてた祐希くんとは逆にいつも通りににこにこしてる祐希くんに戻った






なんと切り替えの早い人なことか





普段通りの彼の雰囲気に呑まれて私もいつの間にかさっきのことを忘れてた






車で流れてたJPOPの曲を聴きながらイタリアの町を走って





しばらくすると祐希くんの家に到着















『まじおなかすいた!早く準備しよ!』



祐希「おー」


『おじゃましまーす』


祐希「あいよ」














祐希くんの家はいつ来ても広いな〜って思うし綺麗やな〜って思う





今度私の家も片付けて欲しいぐらい←









祐希「俺なんかすることある〜?」


『鍋出して私が切った具材お鍋に入れてくださーい』


祐希「了解でーす」












いつも料理をする時は私が包丁を握って祐希くんがそれを炒めるなり煮るなり焼くなりしてる






祐希くんも料理は出来るけどバレー選手に包丁握らせるなんて危ない!





って思って私が来る時は違うことに専念してもらってる笑





最初は祐希くんに





Aは女の子なんだから包丁危ないでしょ!手傷付けたらどうするの!





って言われてたっけ







自分で思い出してあれだけど女の子って言われてたの照れる…

・→←#14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
347人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:林檎うさぎ | 作成日時:2023年12月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。