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ran side
久しぶりのオフ
俺はAさんに会うためまたもやミラノに来ている
何回来んねんって言われそうやけど仕方ないやん
好きな人には会いたいのが普通やし
待ち合わせ場所でAさんを待っていると後ろから
『藍ー!!』
と聞きなれた大好きな声が俺の名前を呼ぶ
振り返れば見慣れたはずのAさんが……
ん?ロングヘアの金髪のお姉さん……
金髪!?
藍「え、Aさん?金髪?夢?人違い?」
『おぉ、ちょっと落ち着いて』
藍「無理やろ。知らん間に金髪って言ってや」
『えっと、ごめん、?て、なんで謝らなあかんねん』
藍「俺に報告してから染めてください」
『えぇ。でも金髪似合っとるやろ?笑』
くるっと回って自信ありげにニコニコしてるAさん
いや、似合っとる
似合っとるが故に俺が知らんところで可愛くなっとるんが許せない!
藍「もー可愛くなりすぎっす」
『素直に褒めてくれるなんて珍しいじゃない藍ちゃん』
藍「俺いつも素直です、あと藍ちゃんってやめてやってずっと言っとる!」
『ごめんって笑』
絶対この人反省してない
次言ったら罰ゲームとかにでもしようかな、なーんて
藍「てか俺が最初にAさんのイメチェン姿見たかった」
『昨日染めたから藍が最初やで?』
藍「えっ!ホンマに!?」
『うん笑 嘘ついてどうするん笑』
あーだる。
落としてあげるの上手すぎ
俺調子乗りやすいから
そんなこと言われたらもっとAさんの沼にハマっまうやん
藍「なぁAさん、髪の毛似合ってんで。それ好き」
『なっ……!』
藍「Aさんのばーか」
どんどん可愛くなるのずるすぎ
俺の知らんとこで可愛くなるのやめてもろて
でも、まぁ俺が最初ってのはなんかいい気分
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作者名:林檎うさぎ | 作成日時:2023年12月23日 18時