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umehara side










最近藍がおかしい
いつもはAさんってことある事に呼んでくるけどそれがなくて、なんかちょっと気が狂うんだよね





昨日西田が限界を迎えたのか藍と何かあった?って聞いてきたけど、自分的には心当たりがなくてわからないんだけど




私なんかやらかしたか?




もーわかんない!!なんなんだ!藍のやつ!
言いたいことがあんだったら言えっつーの!








藍「おはよーございます」



『「あ……」』









朝早い体育館
練習の1時間半前なんて誰も来ないから必然的に2人っきりになってしまう





なんというか気まずい……










『あ、あのさ、私なんかした?』


藍「……」












………………







え、無視?
ちょっと待てや、無視はさすがに酷くない?傷つく!








『ちょっとなんで無視するん、こっち見なさいよ』


藍「ごめん、Aさん」


『んぇ?』


藍「俺ね、Aさんがインスタ始めて色んな人と喋ったりイタリアで違うところで頑張ってるのとか見ると、Aさん取られるって思っちゃうんよ。


でも、そんなん正直に言えんし、子供みたいにわがままばっか言いたくなかってん。ガキ扱いされないように頑張って大人になってみたんやけど、さすがに1週間キツい。」









なんか、え?理由可愛くない?
ちょっとキュンときちゃったんだけど







藍「Aさんが有志くんに俺が来ないから寂しいって言ってたって聞いて、ごめんね、Aさん」







そう言って私の左肩に藍の頭が乗っかる

耳としっぽが下がった犬みたいで
どうにか励まそうと藍の背中に手を回し摩る











『あんたは私の彼氏か』


藍「ごめん〜」


『さすがに1週間喋りかけてこなかったのは寂しかった』


藍「うん、ごめん」


『今日からはちゃんといつもどうりしてね。』


藍「うん、Aさんありがと」


『もういいよ笑』


藍「Aさぁ〜ん(泣)」


『ぐへぇ』







藍にそのままの勢いで抱きつかれた
15cmも私より高くてデカい体の全体重が乗っかってきて潰されそう、笑





西田「はざーっす」


『あっ!西田っ助けろっ!』


西田「何やってん姉さん、遊んでるん?笑」


『遊んでないっ、藍に潰されるっ』


西田「しゃあないな、藍、離れろ笑 姉さんギブやで笑」







一日中抱きついてくる藍と逃げ回る私を西田がずっとカメラ回してた





まあ西田は後でしばくとして藍が元に戻って良かった笑

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作者名:林檎うさぎ | 作成日時:2023年10月27日 2時

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