Unbearable Love

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私からしたらカッコつけさせて、なんて彼女にやるもんでしょ、なんて思いながら目の前でパクパク食べている壱馬を見る。











小さい頃はよく周りの子からいじられる壱馬を守ってあげてたっけ…





目の前にいるのはその頃とは別人のように体格も変わったし、身長だっていつの間にか私より高くなっている










そんなことを思っていると思いのほか時間が経っていたようであっという間に花火の時間になる








壱馬「なぁまだ食べてるん〜？もう花火始まるて〜」







『食べ終わった！！行こっか』







壱馬「忙しいなぁ笑笑」







笑いながら席を立ち、いつものお客さんたちが賑わう広場へ向かおうとした






けどふっと隣から気配が消える






『え、どこ行くの？？』






壱馬「ちょっと、今日は違うとこ行かへん？」





『う……うん。』








そういって手を引かれて着いたのは
私たちがよく小さい頃遊んでいた滑り台とブランコしかない小さい公園






『うわぁ〜懐かし〜！』






壱馬「ここから花火見えるんやって。


いつもんとこだと人多いしAとゆっくり話せるかな〜なんて」






『ふぅん、なんか珍しい笑
お姉ちゃんにしかそういうのやらないと思ってた笑』







壱馬「うるせぇ」







『ごめんごめん笑』









そして2人してブランコに座る



よくこうして2人で遊んでた。
高校生になった今ではあまり来なくなってしまったけど中学生までは学校終わったらアイス買ってこのブランコで食べたり勉強嫌で壱馬が連れ出してくれたり





この夏が終わったらそれも出来なくなってしまう







"最後に行かへん？"


















最後なんて嫌だよ……

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