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第三話 ページ4









『...カラオケ、久しぶりかも』




「へぇ、まぁAくんはあんまり行かなそうだよね」




俺の隣を歩きながら槙野は俺のつぶやきに答える。


『ん、あんま行かないよ

歌うのは好きだけどね』




二人で話していると前を歩いていた三人のうちの一人が振り返った


「さとーが歌うの好きなんて意外だね。」




『...そう...?

しんか...暁人くんはどーなの?好き?』



「ん〜、僕はそこまででもないかな」



『そーなんだ』





なぜ急にしん...暁人くんがこちらを振り向いたのかは知らないが喋っていると自然と暁人くんはこちらに下がってくる。




「僕のこと、ちゃんと名前で呼んでくれるんだね。」



『ん、この前言われたし』



「ちゃんとお願い聞いてくれてありがと」



暁人くんはそうやってふわりと微笑む。




「え、Aくん暁人のこと名前で...?」



『うん、このまえ頼まれた

苗字は慣れないからって』




「暁人が良いなら俺もいいでしょ?

今度から風麻って呼んでよ」



『別に良いよ』





天谷と依咲は前を歩きその後ろを僕と暁人くんと風麻で歩く。







カラオケか...






何を歌おうかな















































































【なかなかに (もだ)もあらまし 何すとか 相見そめけむ 遂げざらまくに】

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作者名:高杉春風 | 作成日時:2019年2月1日 23時

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