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＊
「...話聞けば聞くほど、
わたし望くんと付き合いたいねんけど」
『望の好みはふわっふわの可愛い系やねん、
夏希では絶対無理』
「うわ、ええ男ほどそういう女に
引っかかるんや...」
『まさしくそれ、
人のことになるとめっちゃ上手にやるのに
自分のことになるとほんまにあかんのよ望は。
何回女に泣かされてきたんかね』
「望くんに辛くなったら
わたしのとこおいでって言うといて？」
『あかんよ、それわたしのポジションやから。
30歳までお互い相手おらんかったら結婚するねん』
「そんなええ男を最終手段にすんな」
仕事終わり、
だいぶあったかくなってきた5月の外の風、
気の置けない親友、
美味しいお酒と料理。
会社近くのスペインバルのテラス席の
居心地は最高で、夏希とのお喋りは弾む。
夏希の方は何やかんや、
最近中間さんといい感じらしい。
ご飯に何回か行って、最近は向こうから
連絡きたり誘ってくれたりもするみたい。
中間さんの落ち着いとって
冷めたところとかも分かった上で、
わたしも同じやからそれでええの！
って言い切れる夏希は大人。
わたしはまだ、そんな風には割り切れへん。
「まあでもほんまに望くんの言う通り、
自然と気持ちが傾くんを待つしかないと思うよ。
ただ、両方の気持ちを正確に見定めるためには
今はまだちょっと平等やないな」
『え、何が平等やない？』
「最近流星と会ってへんのやないの？
最近4人でも飲みに行ってへんし。
会う回数が圧倒的に重岡さんが勝っとるでしょ」
『...そこが平等じゃないと考える前に
ようけ会っとる方に流されちゃうか』
「わたしがAの立場ならなるね。
やから両方の気持ちちゃんと確かめたいんなら
流星に会わなあかんわ」
『そうやなあ、普通に会いたいし』
「よし、じゃあ今連絡しよ！
わたしも流星と智洋と飲みたいし、
4人のグループで連絡しちゃおっと」
夏希はサングリアをぐいっと飲み干して、
携帯を取り出したかと思ったら
ぱぱっと連絡を済ませた。
これでAも流星に会えるやん？って
にこにこする夏希の行動力、
ほんまに見習いたい。
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ひかり(プロフ) - はれなさん» コメントありがとうございます！世界観のファンやなんて恐れ多いです...でもめっちゃ嬉しいです（＾Ｏ＾）マイペースな更新になってしまいますが、今後も楽しく読んで頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年4月28日 9時) (
レス) id: 065cfa3c4f (このIDを非表示/違反報告)
はれな(プロフ) - 前回の作品に引き続き、公開中のクロスライン毎回更新が楽しみで、展開をドキドキしながら読ませていただいております。ひかりさんのペースで構いませんので更新心待ちにしております。作者様の世界観のファンです！ (2017年4月28日 1時) (レス) id: 745a96f7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2017年4月24日 10時
