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きょとん、とした顔でこっちを見下ろす。
座ったまま彼を見上げたら、
普段と違って大きく感じてまたドキッとして。
くるくるした瞳が、やっぱりハルみたいで、
そんな彼がどうしてだって、こんなにも愛おしい。
...ああ、男の人に告白するのもはじめてだ。
宮近くんはわたしにとって、何でもはじめてで。
そんな、とっても特別な人。
「ちょ、え…あ、え、はい…？」
『…何その中途半端な返事、じゃあやめとく？』
「いや！付き合います！お願いします！！」
必死で首をぶんぶん振って頷く、
その動きが本当に犬みたいで愛くるしい。
分かってるよ、ちゃんと伝わってるって。
「何かいつもAちゃんからばっかで…」って、
しゅんとする表情すらも可愛くて許してしまう。
『ねえ、さっきのお店もう1回行こうよ』
「え、なんで？」
『…わたしも宮近くんと一緒のマグほしい』
「…俺ん家用？」
『うん、…宮近くんももう1個買ってよ、
わたしの家にも置くでしょ？』
「…そんなの置いたら俺入り浸るけど」
『そうしてほしいから言ってるの。
…そうしてくれないなら、
わたし七五三掛くんとご飯行っちゃおうかな』
「それは反則！マジでダメだから！
…しめくんとなんか会う時間与えないくらい、
俺ちゃんとAちゃんと会うから！」
「俺しめくんになんて負けないし！」って、
…最初っから比べてなんてないよ。
だって、宮近くんは宮近くんで、きっと、
最初からわたしは君しか見えてなかったんだから。
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りり(プロフ) - みやちゃさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けて光栄です。阿部くんメインのお話、実は書いてみたいものがあったりします...落ち着いたら更新したいと思っているので、そのときまでお待ちください！今後もお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: 6193b7c26e (このIDを非表示/違反報告)
みやちゃ(プロフ) - コメント失礼します。りりさんが書くお話がとても好きなので、是非阿部亮平くんメインの長編のお話も待ってます…（´-`）.｡oO (2018年12月24日 17時) (レス) id: 0916b99464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2018年11月30日 0時
