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『本田ちゃんなんか「タナカさん強引♡」
とかってそのまま持ち帰れたりするんじゃないの』
「…、」
『わたしは誰であろうと持ち帰られたりしないし、
明日大事なプレゼンがあるから2次会も行かない。
引っかけようったって損なだけよ』
...ああ、こんな日に限って、
月が綺麗だったりするのは何でだろう。
もっと楽しい日にこういう月は眺めたいものだ。
てかA、明日の夜あいてる？＞
プレゼンお疲れさま会やりますか＞
ちょうどタイミングよく光る、川島からのLINE。
＜高い焼肉ね、川島の奢りで！
＜日本酒飲めるとこがいい
打ち返すと同時に、...ぐっと右側に引かれた腕と、
ふわっと、唇に何かが触れる感触。
「...堕としたくなった、Aちゃんのこと」
驚いている間にもう1度落とされたキスと、
その間につぶやかれた、その一言。
離れたら、...唇に残るポッキーとタバコの味に、
「俺、決めたら本気だから」って、射抜く瞳。
...ああ、厄介なところに足を突っ込んだ。
「次こそちゃんとやるよ、ほら」って。
また突っ込まれたポッキーの甘さに、
タナカくんの唇が近付く感覚を何となく諦めた。
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りり(プロフ) - みやちゃさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けて光栄です。阿部くんメインのお話、実は書いてみたいものがあったりします...落ち着いたら更新したいと思っているので、そのときまでお待ちください！今後もお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: 6193b7c26e (このIDを非表示/違反報告)
みやちゃ(プロフ) - コメント失礼します。りりさんが書くお話がとても好きなので、是非阿部亮平くんメインの長編のお話も待ってます…（´-`）.｡oO (2018年12月24日 17時) (レス) id: 0916b99464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2018年11月30日 0時
