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ぶつぶつ言いながらもちゃんと手を動かして、
途中から渡辺くんの相手は阿部くんに任せて、
…何とか、まとめ終えることができた。
「Aさん、終わった？お疲れさま」って、
阿部くんはちょうどいいタイミングで
わたしのマグカップを手渡してくれる。
ちょうどいいあったかさのミルクティー、
最近のわたしと阿部くんのお気に入りだ。
パソコンを閉じて大きなソファーに腰掛けたら、
同じようにマグを手にした阿部くんも、
勉強机を離れてこっちにやってくる。
『ありがと。阿部くんも終わったの？』
「うん、今日はこれくらいにしとく。
珍しくちょっと疲れてるかも、今日はもう十分」
『阿部くんがそんなの珍しいね、何かあった？』
「いや、何もないんだけど…、
何もなく、ちょっとゆっくりしたい気分！」
『まあ、クリスマスだしね。予定なかったの？』
「うん。普通に仕事して、みんなとご飯食べて、
...冷静に考えたらいつも通りすぎるな、俺」
『そんなこと言ったらわたしもいつも通りよ』
阿部くんと並んで座って、どうでもいい話をして。
そういえば、阿部くんと2人っていうのも珍しい。
いつもなら他にも誰かはいるもんな、なんて、
「ねえいつの間に2人でいちゃいちゃしてんの！？
え、俺の入る場所は？俺のマグカップは！？」
…今日もいたわ、2人じゃなかったわ。
どこに行ってたのか、どこか静かだと思ったら、
またどこからかうるさいのが戻ってきた。
…渡辺くんが帰ったら、
「お酒飲んでる面倒な人は連れてこないで」って、
それくらいの文句は言ってやろう。
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りり(プロフ) - みやちゃさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けて光栄です。阿部くんメインのお話、実は書いてみたいものがあったりします...落ち着いたら更新したいと思っているので、そのときまでお待ちください！今後もお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: 6193b7c26e (このIDを非表示/違反報告)
みやちゃ(プロフ) - コメント失礼します。りりさんが書くお話がとても好きなので、是非阿部亮平くんメインの長編のお話も待ってます…（´-`）.｡oO (2018年12月24日 17時) (レス) id: 0916b99464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2018年11月30日 0時
