曇りのち晴れ ページ42
その瞬間、白い塊がムクッと起き上がる。
ニア
「いつから気づいてましたか?」
A
「盗み聞きなんていい趣味ね。」
ニア
「質問に答えて下さい。いつからですか?」
ニアがずいっと近づいてくる。
マットを置いてきぼりにして雲行きが怪しくなる私たち。
じつは、ニアの寝たフリはメロからカメラを貸してもらった時に気づいた。
私はかなり人の心や嘘を見抜くのが得意で、よくわかってしまうのだ。
A
「あなたの周りの空気が燻んだ、その時から。」
そう、嘘を見抜く時に必ず見る、“その人の空気”。
私にはなぜか、空気が燻んで見えてしまうのだ。
見えるというより、感じ取れる。
空気が感じられるなんて、おかしな話だけど。
ニア
「…。」
じっとりこちらを見てくるニア。
え、何?
A
「まだ何か?」
ニア
「いえ、別に何でもありません。さっさと家具を運びましょう。」
そのニアの一言で、さっきまでの怪しい雲はどこかへとんでいき、太陽が出てくる。
A
「…うん。あ、マットも手伝ってくれる?」
少し不服だったが、家具をそろそろ運びたいという気持ちもあり渋々返事を返した。
急に呼ばれたマットも急いで返事を返す。
マット
「も、勿論OKだよ!」
〜30分後〜
マット
「このくらいじゃない?」
A
「おお!」
部屋をぐるりと見渡す。
私のベッドとLからのプレゼントしかなかった部屋に、時計、テーブル、ソファー等が置かれ、いっきに部屋って感じになる。
A
「それじゃあ早速。ニア、マット。」
私は2人の方に向き直る。
ニア
「何ですか?」
A
「勉強しよ、絶体メロに勝つんだから!」
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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時