私の過去と狸 ページ41
マット
「知らないって…。マジで?」
あーもう、この話するのは嫌いだなぁ。
思い出しちゃうし。いや、覚えてはいないけど。
私は出来るだけ、無心で話す。
A
「私はね、ホントに小さいとき、両親が、殺されたの。姉と私は、助かったんだけどね。私たちは、その後親戚をたらい回しにされたり、孤児院に入ったりしながら生きてたんだ。」
マット
「…。」
黙っちゃうマット。
まだベッドにいるニア。
A
「それで、1年前くらいから姉は仕事を始めて、私1人孤児院に残ったの。この髪型はね、姉とお揃いなんだ。色も、ホントは茶髪だけど、金髪にしたの。」
深く息を吸い込むとまたいっきに喋った。
マット
「…あの、ごめんね、こんな話させちゃって。辛かったら別に全然話さなくていいからね?」
A
「大丈夫。で、ある日突然ワタリとLに誘拐じみた行動されて、引き剥がされて来たってこと。Aっていうのは、本名じゃなくて、施設の人がつけてくれた名前なの。私、名前覚えて無かったから。姉はショックでしばらくボーッとしてたらしいし。」
私はマットに、両親を殺した犯罪者がキラに殺された以外の全てを話した。
それを話したら、キラの崇拝者って事がバレかねない。
マット
「そんなことがあったんだ。本当にごめん!」
手をガッと合わせて頭を勢いよく下げてくる。
いやそんなに!?
A
「いや、ホントにいいんだって。…ただ、少し癪な事があるとすれば……。
…いつまで狸寝入りをするつもり?
━━━ニア。」
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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時