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Lからのプレゼント ページ25

チュンチュンッと、何かの鳴き声がする。
目を開けると、おもいっきり朝だった。
ベッドからノソノソと出て窓を開ける。

A
「やっぱり、夢じゃなかったかぁ。」

ホントは夢だと思いたかったがまぁさすがに無理がある。

洋服は何着か持ってきたので、着替えて洗顔、歯磨きを済ませると、髪を結わく。

勿論今日もツーサイドアップ。
もはや私のアイデンティティーかもしれない。

ドアを開けて、鍵を閉める。
自分の部屋(しかも鍵つき)とか持ったことないから、何だか新鮮だ。

相変わらず綺麗な廊下を歩いて食堂まで向かう。
今何時かな?
多分食堂に時計があったはず。

食堂につくと、人は1人も居なかった。

A
「7時…。普通じゃん。」

まぁさすがに食事は出てないけどさ。
廊下でも1人も人が居なかったし、6時くらいかと思ったのに。
仕方ないから、その辺をふらついてると、庭への出口がある。

靴とか無いけど、まぁ綺麗そうだし、平気だよね。
裸足で外に出てそのまま庭の中央の方まで歩いた。

…風の音しかしない。

人の声や虫の声何て1つもしなくて。
何か、世界が自分の物になったみたい。
静かな世界に、私だけが取り残された、そんな感覚。

A
「このまま、この静かな時間がずっと続けば良いのになぁ。」

それに答えるように、風がザァッと吹くが、時間が止まる訳でもなく、私のワンピースを揺らした。


「おはようございます。」

突然自分以外の声が聞こえびっくりする。
振り替えると、Lが何やら大きな袋を持っていた。

A
「…今日の午前中に日本に行くんですよね、キラを倒すために。せいぜい頑張って下さいね、私は応援しませんから。」


「はい、必ず死 刑台に送って見せます。それと。」

Lは今まで手に持っていた大きい袋を私につき出す。

A
「!?」


「プレゼントです。」

しぶしぶ受け取り、リボンをほどくと、中には。

A
「わぁっ!!」

私は目を輝かせて笑顔になる。
演じない笑顔なんて、久しぶりな気がする。
しかしそれをLに見られた事が恥ずかしくすぐにもとに戻す。
袋の中には、人形、洋服、文房具、アクセサリー、置物など、色々な物が入っていた。

A
「ありがとう…ございます。」


「喜んで頂けたなら良かったです。それでは。」

いくら子供じみていなくても、子供は子供。
プレゼントは凄く嬉しくて、誰もいない芝生でAは1人喜んでいた。

【アレ】を忘れてた…。→←Lの目的



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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時

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