Lの目的 ページ24
*
━━━帰りたくなるのは…。
L
「…。」
Lはさっき聞こえた言葉が耳から離れなくなっていた。
ワタリ
「お着替えをお持ちしました。」
L
「ありがとうワタリ。」
Lはドアの向こうのワタリのシルエットに向かって言う。
━━━何でだろうなぁ。
また脳内によぎってしまうこの声。
ホントに偶然聞いただけなのだが、Lはこの言葉が自分に言われているようでならない。
キラ事件のためとはいえ、可哀想なことをしてしまったと少し後悔する。
が。
ここで退く訳には行かない。
キラとは決着をつけなければ。
それに今あの子を日本へ返しても、もっと傷つく現実が待っているだけだろう。
━━━何でだろうなぁ。
…。
“何で”なんて、そんなの自分自身のことなんだから分かっているはず。
やっぱり、私がお風呂にいるのがわかっていてわざと聞こえるように言ったとしか思えない。
まぁでも、あんなことを言ってくれて、少し安心していた。
それは、帰るのを諦めてくれ日本でキラに加担される可能性が消えたからとかではない。
あんなに色々な方向に頭のいい子で、子供じみていなくても、12歳なのだ。
まだまだ子供なのだ。
いや、もう大人か?
そんなあたりまえのことを実感できて安心する。
ワタリ
「そう言えば。」
不意に、ワタリの声がドア越しに聞こえる。
L
「どうしたワタリ。」
ワタリ
「どうして世話役をニアにしたのですか?かなり向いてないと思いますが。」
L
「理由は2つある。1つは単に頭がいいからだ。そしてもう1つは…。」
ワタリ
「?」
ワタリは首をかしげている。
L
「ニアにはもう少し、人間らしいところが育ってもらいたいからです。Lというのは正直、この世の資格全てを持てる頭脳と運動神経があれば大丈夫です。ですがLというのはコミュニケーション能力、というのでしょうか?的確な指示を出したりた、言葉を伝える能力もまた必要です。ニアにはその面をもう少し学んでほしいんです。」
ワタリ
「ほう、そうでしたか。」
L
「まぁ、私もまだまだ死ぬつもりはありませんので、当分ニアかメロにLを継がせるというのは無さそうです。」
正義は必ず勝つ。
私は早くキラを暴かなくては。
そう決心し、私は風呂から出た。
*
もうLたんが何言ってるのかよく分かりません(;・ω・)
理解できたワタリに拍手。
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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時