Episode 1 ページ3
貴方との初めての記憶は、確か中学生の頃だったと思う。
1つ上の僕の兄ちゃんこと、花巻 貴大に誘われ男子バレー部の見学にいった。
そこで、初めて貴方と出会ったーーー・・・
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入学式当日
「おーい!!及川ぁー」
「あ、マッキー!もー、どこ行ってたのー?結構探したんだけどーw」
「いやー、悪りぃ悪りぃw実はさ、妹さがしてたんだよなー」
「え?!マッキーに妹いたの?!・・・・・・ヘェ〜、全然似てないねwww」
・・・・・・と、まぁ中学に上がって一番最初に言われたのがこれだった。
確かに、兄ちゃんと全く似てないけどさ。
このヘラヘラしている男の人は、及川 徹 と言うらしい。
・・・・・・苦手なタイプだ。
そう思った。
「名前は?」
俯いていたところに、いきなり声をかけられる。
やっぱり苦手だ、こうゆう人。
「え、えっと・・・・・・」
オドオドしていると、横から兄ちゃんが
「おいおい、あんまグイグイ近づくと、コイツお前の事嫌いになるぜ?コイツスゲぇ人見知りなんだよな」
な、ナイスだ。兄ちゃん
「・・・・・・まぁ、Aも名前ぐらいは言おうか?」
と、思ったら援護射撃だった。兄ちゃん酷い。
僕は嫌々
「・・・・・・花巻・・・Aです・・・・・・。」
と、名前を言った。
すると
「へぇ〜Aちゃんって言うのかー。可愛い名前だね!!」
「あ、ありがとうございます・・・・・・」
及川さんは、グイグイ近づいて来る。
「お、及川先輩。ち、近いです・・・」
「いやー、可愛い顔してるなーって思ってさー」
「いや、ホントやめてください・・・・・・」
その時。
及川さんの顔面に、バレーボールらしきものが激突した。
あ、痛そう(笑)
そのボールはメリメリと、音を立てて足元に落下する。
そして僕の後ろから、怒涛の叫び声が飛んできた。
「てめぇ、1年に絡んでんじゃねーよ!!しかも女子だし、完全にお前に怯えてんじゃねーか!!」
後ろを振り向く
・・・・・・そこには、僕の人生を変える程の人物。
"岩泉 一 "が立っていた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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日向作 玉子かけごはん
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作者名:蒼鴇 | 作成日時:2015年7月22日 18時