冷蔵庫を開けたらブラック本丸にこんにちはしました

12話 ページ13

………


……



…


それから、置いてけぼりになりかけた私に、こんのすけが審神者について詳しく教えてくれた。





そして、刀剣男士の事も。……彼等が戦っている敵についても。



…。




あ「やっぱり本当に審神者って仕事もあるんですね〜あまりにも現実味がなさ過ぎてなんとなく自分には関係のない世界だと思ってました。」





燭「でも実際こうやって巻き込まれてるだろ？？それで感想は？？？」


あ「バームクーヘンが食べたいでござる。」


燭「御意！！！………じゃなくて！！！！！」




なんだかんだ乗ってくれる燭台切さんはいい人だ。
人は見かけによりませんね……。
あっ、燭台切さん刀か……。




あ「それにブラック本丸っていうものがある事にびっくりしました……こうみえても燭台切さん達も神様なんでしょ？？それなのに…」






神様達を蔑ろにするなんて私には信じられない。





しかも、そうやってブラック本丸に堕ちてしまった刀達は、主である審神者がいなくなってもなお、人間達への憎悪や怒り、真っ黒い悪〜い感情を煮詰めて生きているなんて………なんとも酷な話だ。






あ「まぁ、ブラック本丸ってやつもそうそうないんですよね？」





燭「あはは〜そうだねー。

まあ、僕たちの所、ぶっちゃけるとブラック本丸なんだけどね〜〜」









…………ぬ？？









あ「えっ、なに、私の聞き間違い？？？」


燭「いや、多分聞き間違いではないと思うよ？」







……。





あ「だぁぁぁぁぁあなんでそんな今晩のメニューを伝えるような口調で！！！！！！！そんな爆弾を！！！！！！！！！落としてくるんですか貴方は！！！！！！！燭台切さん全然ブラック感しませんがな！！！？？？？むしろ平和ボケ臭が凄いのに？！？！ブラック本丸？！？！信じられませんがな！！！」



燭「いや、僕ブラック感凄いと思うんだけど……」



あ「えっ？！何処が？！？！」




燭「服とか。」





あ「ンンンンンンンンンンンンその服のチョイスは貴方の趣味でしょーがーーーーーー！！！！！知らんけど！！！！！！！！！！！どうせ趣味でしょ？！？！？！知らんけど！！！！！！」





…

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