52話 ページ3
…
『ゾムにシャオロンじゃん。奇遇〜』
sho「そっちこそ…というかお前ら遅いな。俺達が最後やと思ったんやけど」
kn「何でかはここにおるやつ見れば分かるやろ？」
そう言ってシッマは私を指さす
『えぇ…足でまといって言いたいの？まぁその通りだけどさ！』
ut「…認めるんやね」
何度も言うけどこれでも体力ある方なんだからね？いつかシッマをギャフンと言わせてやるんだから！
…
rbr「そういや2人は何で後ろおったん？ゾムとかはA組やし前やないんか？」
『確かに…』
結局その後は成り行きで皆と登る流れになり最後尾のまま山を登っていた。そんな時にふいにロボロ君がそう言った
zm「えーだって皆後ろやしつまらんかってん。こっそりC組に混ざってシャオロンと行きよったんや」
sho「そうそう。それでゾムとのんびり行ってたら前誰もおらんくなってん」
『焦って急いだら1番後ろの私達と合流したと…』
zm sho「そゆこと」
zm「やっと人が見えたと思ったらお前らやったもんな」
rbr「なんや、文句あるんか？」
sho「いや別にロボロの事は見えんかったけどな？ｗ」
rbr「はぁ？？？！」
『…賑やかだねぇ』
ut「せやねぇ」
『やっぱあの二人居ると雰囲気違うよね』
kn「まぁ…特にうるさいからな、アイツら」
『でも楽しそうだし。あ、いいよ？2人も混ざってきて』
ut「いや、それでAちゃん1人にしたら駄目やろ！こんなでも一応護衛やし」
『えーせっかくの振興会だよ？私に構わなくていいって』
ut「でもなぁ……」
kn「…振興会ならAが居らんな駄目やろ。」
『え？』
kn「俺らは長い付き合いやし。逆に俺らとAは出会ってまだ数週間の仲やろ？A1人にさせたらそれこそ振興会の意味ないで？」
ut「シッマが正論言いよる…」
kn「だから何でお前は俺がまともな事言ったら引いてんねん！」
kn「それで、Aはどうすんのや？」
…正直シッマに言われるまで忘れていた。この振興会の目的を！
『私、この振興会で皆ともっと仲良くなりたかったの』
『だからありがとうね、シッマ！実はさっきまで忘れてた！』
危ない危ない、みんなと仲良くなる為の振興会なのに私としたら！
少し前にいるゾム達の方にダッシュで駆け寄る。せっかくなんだし皆で楽しまないとね。
『大丈夫〜シッマも！こっちおいでよ！』
kn「お〜今行くわ」
ut「…Aちゃん嬉しそうやん。良かったなシッマ」
kn「？何でや？」
ut「いや、別に？」
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2024年2月25日 22時
