【d!】異世界婚約2 (ページ2)

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51話ページ2

…

『ねぇ…ちょっと、ちょーっとだけ休憩しない？』

kn「まだ半分も登ってないで？4分の1くらいや」

『いやいや人間の体力舐めないでもらって…』

ut「あーでも頂上までの道くらい分かるしちょっと離脱してもええんちゃう？」

『いい事言うじゃん大先生。賛成の人、はーい』

…誰もあげないのなんで？

kn「はぁ…まぁ休憩できそうな所探すか」

rbr「せやな。でもここら辺道狭いからもう少し登るか」

ut「Aちゃん。もし限界なら俺がおぶるから安心しといてな！」

rbr「絶対無理やし下心満載やろ。お前」

ut「失礼な！まったく無いわそんなもん」

『…胡散臭いなぁ』

でもなんとか言って休憩場所探してくれるあたり優しいな、皆。

rbr「あ、ここら辺なら少し休めそうやで」

ut「せやな。スペースあるし」

少し登ったあと、ロボロ君がそう言って手招きする。そこには人が何人か座れそうな場所があり、後ろから登る人にも邪魔にならなさそうだ。

『ありがとう…でもこれ登りきったら明日筋肉痛確定だ…』

ut「そんで下山が1番しんどいんだわコレが」

kn「分かるわぁ」

『…ハードだね、異世界の山登りって』

明日の為に少しでも足をマッサージしておく。…体力ある方の私でもこれなんだからなぁ…人間が登ろうとする事がおかしい。

rbr「よし、そろそろ行くか。Aちゃん半分位なったら全体休憩あるしそこまで頑張ろか」

『そだね…う、立ち上がりたくない』

ut「はいAちゃん。捕まってええよ」

『ありがと』

大先生が手を差し伸べてくれたのでお言葉に甘え引き上げてもらう。確か半分登ったら全体の休憩があるんだっけ。

rbr「よし、Aちゃんもうひと頑張りや！」

『うん、皆も休憩付き合ってくれてありがとね』

ut「全然気にせんでええよ」

『…というか大先生はいつまで手握ってるの』

ut「あ、僕としたことかうっかり☆」

『わざとでしょ』

よし、とりあえず半分目指してまた登るとするか

幸いまだ最後尾ではないっぽいし…って、ん？

zm「あ」

sho「あ」

『…おお』

生徒会２年生ズ集合…

…