44話 ページ45
…
チャイムが鳴ったと同時に私はクラスに飛び込んだ。
一斉にクラスメイトと先生の視線がこっちに向くけどこれギリセーフだから。
kn「どこ行っとったんやA。こっちはAが居らんくなったって大騒ぎやったんやけど」
『それはごめん、えーっと…トイレ行ってたの』
kn「それにしては長すぎ…あ、大の方か」
『いや、今授業中何ですけど』
…なんやかんや心配してくれていたみたいだし次からはちゃんと報告した方が良いかな、なんて思った。
kn「あ、それとショッピ君に謝っとけよ。めっちゃ心配してくれとったんやから」
『…そうなんだ』
まさかの人物にちょっと驚いた。でもそうだよね、もし私が行方不明になったらショッピ君に責任が…そう考えたら自分勝手な行動は抑えるべきだなと思った。
午後の授業も大して意味わからないまま進んで行き、放課後になるまでそうそう時間はかからなかった。
…そういえば何か忘れているような……
…
syp「よし、じゃあエミさん所行きましょうか」
『エミさん…？』
syp「生徒会の人ですよ」
『あ、そういえば!!!』
放課後、呆れてやってきたショッピ君に勢い良く土下座をかまし、若干引かれた所で言われたのはその言葉だった。
朝言われた午後からのもう1人の護衛、その人はエミさんことエーミールさんと言うらしい。
syp「…Aさんが昼休み行方不明になったせいで放課後に行くことになったんスけどね。」
『それはさっき謝ったじゃん…』
syp「あれ？そうでしたっけ」
『こ、こいつ……！』
あれだけ恥かかせといて！！……まぁ自分でやったけど
syp「あ、そうこう言ってる間に着きましたね。」
『ここ…図書館？』
syp「はい、大抵ここに居るんで。待たせてるだろうし早く行きますよ」
そう言ってショッピ君はドアを引いてくれる。…なんやかんやちょっと紳士的な所があるんだよなぁ、この後輩。
『…失礼します』
syp「失礼します」
図書館のルールらしい挨拶をするとこっちですよ、とショッピ君が手を招く。その方に進んでいくと図書館の端っこであろう場所に着いた。でも辺りには何も無い。
syp「エミさん、ショッピッス。…例の人連れてきましたよ」
ショッピ君が話しかけたのは壁だった。……か、壁？この壁がエーミールさん？
しかしその疑問はすぐに無くなった。
em「どうぞ」
また壁から声が聞こえたと思えば、壁が大きな音を出しながら扉のように空いたのだった。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
