42話 ページ43
…
ここで本名名乗る訳にも行かないし…でも名乗らないのも失礼だよな…
tn「あ、無理やったら全然…」
『あの！！』
『私は実は…貴方を助ける為に天から落ちてきた存在です、そうなんです』
tn「…はい？」
『お助けヒーローとでも思ってください。なのでこの場は私に任せて貴方は一旦身体を休めましょう！』
tn「え、ちょ、」
ぐいぐい背中を押して再びソファに寝かせる。…ほんの少し話しただけでもこの人は苦労人なんだろうな…って思った。
『パソコン仕事とかなら何でも任せて下さい、昔から得意だったんで！』
tn「…でも全然知らんやつに任せるのは…」
『ならこの部屋の掃除とかでもやりますよ！ちゃんと授業前には起こしますし、少しでも休んでおいた方が絶対良いです』
tn「う〜ん…」
なかなかYesの返事をくれない眼鏡の人。そりゃそうか、あっちからしたら豚の面被ってる赤の他人だし。でも…
『じゃあ指切りしときますか？私絶対掃除もちゃんとするし起こすので！』
tn「…指切り？」
『はい、針千本のーますってやつですよ』
そう言って小指を差し出す。少しでも信用される材料になればいいなと思った行動だったけど意外にもその人は小指を重ねてくれた。
『指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った！』
tn「…」
相手の方は何も言わず、私の方をじっと見つめた。
『よし、じゃあちゃんと寝て下さいね。お助けヒーローに任せて下さいよ』
tn「…せやな。」
そう言うと眼鏡の人はほんの少しだけ笑った。
その後ソファにかけてあった布団に潜ると少しして寝息が聞こえてきた。よっぽど疲れてたんだなぁと思う。
『よし、有言実行。掃除するか』
あのメンバーなら納得、案外生徒会室はごちゃっていたので私が出来る範囲で掃除する事にした。
『…そういえばあの人って誰なんだろう。』
生徒会室で書類仕事？なら生徒会メンバーだったりするのかな
でももしそうなら大分無礼を働いちゃった気がするけど…
『まぁそんな事あるわけないよね』
今は掃除に集中しよう。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
