37話 ページ38
…
sha「なぁ、ショッピ君達帰ってしもーて残念やった？」
ふたりを見送ったあと、そうシャオロンが問いかけてきた
『聞きたい事あったから…ちょっとね』
sha「ふ〜ん…」
『あ、それよりゾムは？大丈夫だったの？』
sha「それは大丈夫やったで。滅多に無い事やけど女子に囲まれて身動きとれへんかっただけらしいし」
『あぁ…ゾムかっこいいもんなぁ。女の子にもそりゃ人気か』
sha「…へー…俺には？」
『え？』
sha「俺にはかっこいいって言ってくれんの？」
思わずシャオロンの事を凝視する。…こんな事、言うような人だっけ
『…シャオロンだって勿論かっこいいよ』
sha「せやろ！！ゾムよりもかっこええ？」
『2人とも同じくらい』
sha「ええ〜かっこよさではシャオロン様が勝てると思ったのにぃ…」
そう言って頬を膨らますシャオロン。…なんだ、ゾムにだけ言ったのが気に触っただけか
『…ちょっとびっくりしたじゃんか』
sha「ん？なんか言った？」
『いや、何も？』
…まだ会って数日の人間に特別な感情なんか湧くわけないか
…
『んん〜…あれ、ここ何処…』
sha「あ、ようやく起きた？」
ふと目を開けると私を覗き込むような体制のシャオロンと目が合った。
sha「Aさぁ…昨日俺のメシ食った途端気絶したやんか。結局そのまま寝かせとったけどもう朝やで？」
そうだ、昨日は確かシャオロンの部屋に泊まらせてもらって…正直ご飯は衝撃過ぎて覚えてないけど
『まって、じゃあこのパジャマは誰が…』
sha「俺が着せた」
『は、はぁ？！』
sha「なわけないやろ。はよ準備せな遅れるで？」
呆れながらそう言うとシャオロンは部屋を出ていこうとする。え、もうそんな時間やばいの？
『ちょ、説明！足りないってば！』
sha「はぁ、おまッ…！」
思わずシャオロンの服の裾を引っ張る。いきなりの出来事でシャオロンも上手く踏ん張れなかったのか、はたまた私の力が強過ぎるのか、シャオロンが私の方に倒れて来た
予想外の事で思わず目を瞑るも衝撃は無い
不自然に思ってゆっくりと目を開けると
『え、』
sha「…は」
いわゆる床ドン状態のシャオロンと目が合った
『っご、ごめん！！わざとじゃ無いんだけど…』
慌てて起き上がろうとするもシャオロンとの距離が近くなって起き上がれないし、シャオロンはというと顔を真っ赤にして動かない
そんなカオスな状態でも無慈悲に朝にはインターホンがなる物なのだ。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
